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スイス人のお金感覚

スイス人とお金 「お金のことについては話さない」が、一旦投資に目覚めると・・・。

(swissinfo.ch)

チューリヒ州立大学がスイス人のお金に対する感覚を調査したところ、貯蓄型、リスク型の両極端のタイプのほか、開放的時折型、閉鎖的時折型の4つのタイプに分かれるという。                                         

「スイス人のお金に対する調査 2003年」は、チューリヒ州立大学の社会調査研究所が発表した。ドイツ、フランス語の両圏で、無作為に選ばれた1千5百人の人を対象に調査した。                                         

これまであったお金に関する調査は、男女別や年齢別による財産形態に焦点が置かれていたが、このほどチューリヒ州立大学の社会調査研究所が発表した「スイス人のお金に対する調査2003年」は、「お金については話さない」という気質のスイス人の心を開かせ、本音を聞いた。

4つのタイプ

 調査によると、スイス人のお金に対する感覚は�@貯蓄型、�Aリスク型、�B開放的時折型、�C閉鎖的時折型の4つに分かれるという。 貯蓄型の収入は多くはない。しかし、株には手を出さず、着実に財産を貯め、3分の2の人が20万フラン(およそ1千6百万円)以上の貯蓄があり、財産は努力の結果と考えている。半分が女性で、60歳台が多い。好きな銀行は州銀行や地方銀行。

 一方、リスク型は月給が平均8千フラン(およそ64万円)と高いが、20万フラン以上の貯蓄がある人は5人に2人。株式にも積極的に投資し、何もしないでお金をもうけることに罪悪感を持つのは4人に1人。贅沢好きで、カジノにも行く。3分の2が男性で、半分以上が30歳から49歳の壮年。好きな銀行は大手のユニバーサル銀行という。

 こうした2極の間にあるのが、時折型。儲かるらしいと思えば、時折投資してみるといった人たちで、株に強い関心があるわけではなく、お金を儲けることが人生の最大の興味というわけでもない。時折型には自分のお金についてオープンに話す開放的な人と話さない閉鎖的な人がいる。
 開放型は女性に多く、株を勧められても食指を動かさない。利子も付かない郵便貯金が好き。ところが、閉鎖型は一旦株に手を出すと、活発に運用するという。こうした人たちには銀行のえり好みはない。スイス人の典型は閉鎖的時折型であると調査は結論を出している。 

 こうしてみると、特にスイス人だからといった特徴はなさそうに思える。銀行の勧誘のターゲットになりそうなのは、閉鎖的時折型と言えそうだ。そもそも、顧客の心を掴むまでの忍耐はいつどこのセールスにも必要である。

スイス国際放送/12月3日付NZZ紙から 佐藤夕美 (さとうゆうみ) 

補足情報

リスク型は30歳から45歳でクレジットカードを所有し、贅沢品も積極的に買う。

貯蓄型は収入は比較的少ない60歳以上の女性に多い。

閉鎖的時折型は投資には無関心でお金のことは話したがらない。

開放的時折型もお金には無関心で郵便貯金に甘んじる。

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