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スイス失業率史上最低

スイスの失業率が1992年以来最低になった。経済省の発表で、3月の失業率は2.3%で、2月の2.4%をさらに下回った。今年の平均失業率は2%になると予測している。

スイスの失業率が1992年以来最低になった。経済省の発表で、3月の失業率は2.3%で、2月の2.4%をさらに下回った。今年の平均失業率は2%になると予測している。

経済省雇用局のジャン=ルーク・ノルドマン局長は、「全経済指標は上向きで、頭脳労働セクターを中心に雇用は伸びている。スイスは完全雇用の達成に向かっている。」と言う。実際、いくつかの工場の支社は求人難に直面している。3月の求職者数は約8000人減の14万人で、有効求人数は若干増の15、000人だった。

最も雇用に貢献したのはサービス・セクターだとアナリストらは分析しているが、雇用状況改善によって引き起こされるインフレ圧力は現状では抑えられていると言う。

が、依然として失業率の地域格差は大きく、特に独語圏と仏語圏の差違は大きい。3月の中・東部スイス(独語圏)の平均失業率は0.5%だったのに対し、ジュネーブ州では4.5%、伊語圏ティチーノ州は3.7%だった。

失業率の最大減少を記録したのはヴァリス州で、前月比1%以上下回る2.6%だった。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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