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スイス経済予測

スイスの景気に明るい兆しが見え始めた。 swissinfo.ch

連邦経済省経済管理局(SECO)が27日発表した経済予測では、国内総生産(GDP)の伸び率は2004年は前年比1.8%増、2005年はさらに上昇し前年比で2.3%増になる見込み。前回4月に発表されたスイス景気回復予測を確認する結果となった。

このコンテンツは 2004/08/27 09:19

米国の景気の伸びがややスピードを落としたことや、原油の価格の上昇など不安要因はあるものの、スイスの景気は確実に上昇しているとSECOは見ている。

連邦経済小経済管轄局(SECO)が四半期ごとに発表する景気予測の秋の発表によると、スイスの景気は今後上昇傾向に転じる見込みである。国内総生産(GDP)の伸び率は2003年、0.5%減だったが、2004年は同1.8%増、さらに2005年は同2.3%増になる見込み。景気が上向いているという前回の発表の数値を確認した。

プラス要因とブレーキ要因

景気回復を牽引したと見られるのは、スイス国立銀行(中銀)の低金利政策である。

また、ベンチマークの連邦債10年物は、本年6月以来3%を切るという低いレベルを保ちつづけている。

景気の伸びにブレーキをかける要因として、米国の景気の鈍化が挙げられる。しかしながら、万が一米国経済の回復基調が本格化しなくとも、SECOはスイスを含め欧州全体での景気は上昇すると見ている。一方、最近になって原油の価格が急上昇しているが、年平均で1バレル40ドル以上になった場合には、景気にも影響が出てくるという。

失業率は2005年になって低下

2004年上半期は、第2次産業およびサービス業の業績が上昇し、スイス全体の経済に良い影響を与えたと見られる。1月の予想では前年比1.0%増だった個人消費も堅調に伸び、前回と今回の発表で同1.3%増に上方修正がなされている。

一方、景気回復による雇用市場に与える影響はまだ見られず、2004年の失業率は2003年の3.7%からやや上昇し3.8%。しかし、2005年は2.8%まで下がると予測されている。

スイス国際放送 佐藤夕美 (さとうゆうみ)

補足情報

SECO景気予測
GDP伸び率
2004年 前年比1.8%増
2005年 前年比2.3%増
失業率
2003年 3.7%
2004年 3.8%
2005年 2.8%

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