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一番安上がりの州

アッペンツェルに住めば、悠々自適の生活も望める?

(swiss-image)

スイスは物価が高いことで有名だが、それでも生活費が安上がりの場所はあるはず。スイス大手銀行クレディ・スイスの調査では、東部アッペンツェル・インナーローデン州が最も経済的に住みやすいという。

アッペンツェル・インナーローデン州の住民は、税金と住居コストなど月々の固定出費を差し引いて、自由になるお金をスイス一多く持ち、余裕のある生活をしているという。

アッペンツェルからジュネーブまで

 クレディ・スイス ( Credit Suisse ) は定期的に、税率、社会保険、健康保険、電気・水道代、家賃など生活コストを調べている。この調査を見ると、国土面積が日本の九州ほどの広さのスイスでも、どこに住むかによって大きな違いがあることが分かる。アッペンツェル・インナーローデン州は、前回行われた2006年の調査と変わらず、最も安上がりの州とランク付けられた。調査はアッペンツェル・インナーローデン州を「中産階級にとって最も魅力的」と評価している。理由は、比較的安い地価、中程度の税率、健康保険料が全国最低であることだという。

 一方ジュネーブ州は、26州のうち最も住みにくい州となった。地価と健康保険料が高いのが理由だ。オプヴァルデン州は前回の5位から2位に上昇。これは、2007年に大きく税率を下げたことに起因する。ツーク州は13位から18位に落ちたが、不動産価格が過去2年間で上昇したためだ。

外国からの影響

 富裕層の外国人の移住によってスイスの人口構成が大きく変化している。クレディ・スイスの統計によると、2006年以来、ツーク州からの人口流出はほかの州には見られないほど多かったものの、州が持つ国際的な魅力のおかげで、人口は増加しているという。
「ツーク州の税率はスイス全土で最も低く、地価は高いものの富裕層の外国人にとっては魅力的」
 とクレディ・スイスのエコノミスト、トーマス・リュール氏は説明する。一方で、
「ヴァレー州やグラウビュンデン州などの観光地は、外国人やスイス人の別荘があるが、不動産価格は確実に上昇し、家賃も高くなっている」

引越しするようになったスイス人

 スイス国内でも家計において自由になるお金が地域によって大きく違ってきていることから、多くの人々が引越しをするようになったと調査は指摘する。マイホームに住み、税込みで年収15万6600フラン ( 約1200万円 ) の2人の子どもがいる家庭をモデルとして挙げ調査が説明するところによると、モデル世帯がバーゼル・シュタット州のベッティンゲン ( Bettingen ) に住んでいるとすると、税金と固定出費を差し引くと、年に3万6800フラン ( 約278万円 ) 手元に残るという。一方、アールガウ州ラインフェルデン ( Rheinfelden ) に住んでいるのであれば、6万1400フラン ( 約480万円 ) だ。

 リュール氏は「仕事場からは遠くなっても、経済的理由から引越しをするようになった」とみる。
「過去40年間で、長距離通勤者が多くなった。家計のやりくりが直接的な原因だ。自由にできるお金をより多く持ちたいがために、別の州に移住することが、これまでになく大規模に起こっている」
 と言う。
 
swissinfo、マシュー・アレン 佐藤夕美 ( さとう ゆうみ ) 訳

クレディ・スイスによる安上がりの州ランキング2007年

1.アッペンツェル・インナーローデン ( 1位・2006年のランク)
2.オプヴァルデン ( 7 )
3.グラールス ( 4 )
4.トゥールガウ ( 8 )
5.アッペンツェル・アウサーローデン ( 6 )
6.シュヴィーツ ( 2 )
7.ソロトゥルン ( 16 )
8.シャフハウゼンン ( 13 )
9.ニトヴァルデン ( 3 )
10.ジュラ ( 15 )
11.ウーリ ( 10 )
12.グラウビュンデン ( 11 )
13.ザンクトガレン ( 14 )
14.アールガウ ( 12 )
15.ヴァレー ( 9 )
16.フリブール/フリブルク ( 18 )
17.ルツェルン ( 19 )
18.ツーク ( 5 )
19.ティチーノ ( 17 )
20.ベルン ( 21 )
21.ヌーシャテル ( 22 )
22.チューリヒ ( 20 )
23.バーゼル・ラント ( 24 )
24.ヴォー ( 23 )
25.バーゼル・シュタット ( 25 )
26.ジュネーブ ( 26 )

インフォボックス終わり
(swissinfo.ch)


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