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世界食料サミット、ローマで開催

国連食糧農業機関(FAO)主催の世界食料サミット2002が10日、ローマのFAO本部で始まった。コフィ・アナン国連事務総長は、「飢餓を撲滅できないのは我々全ての恥だ」と、先進諸国の積極的な対応を求めた。

このコンテンツは 2002/06/11 08:37

アナン事務総長はオープニングの演説で、作物の収穫向上のため世界の農家の土地、市場、債権、テクノロジーへのアクセス拡大が急務と呼び掛けた。96年11月にFAO主催で開催された初の世界食料サミット(ローマ)で、万人のための世界食料安全保障の達成、全ての国での飢餓人口の撲滅、世界で8億人以上いる栄養不良人口を2015年までに半減させることなどをうたった世界食糧安全保障に関する宣言(ローマ宣言)と行動計画が採択された。が、これまでの飢餓人口の減少は1年に800万人に留まり、目標の4億人減少には2000万人届かない。今、世界で7人に1人が餓えに苦しんでいる。FAOは目標達成のためには集団的行動を取る必要があるとしている。スイス連邦農業局のJacques Chavaz副局長は、世界は飢餓との戦いに負けているわけではないが、より多くの努力が必要だとし、「第1に飢餓と戦う政治的な意志をより強いものにしなければならない」と言う。

FAOによると、問題なのは食料不足ではないという。世界は必要な分以上の食料生産をしており食料は決して不足していない。が、その食料が必要とする人々の所に届けられていないのが問題なのだ。Chavaz副局長は、飢餓と戦うには、直接開発援助と公正な貿易(フェアトレード)の二本立てが必須だという。パスカル・クシュパン経済相らスイスの出席者は、10日からのサミットで、持続する開発と最貧国からの輸入規制解除など公正な貿易の必要性を主張する。「現在のスイスの最大の関心事は、『持続可能な開発』と『山岳地の持続可能な農業のための特別行動の開発 』だ。が、世界全体の食料事情改善のための集団的行動にも参加する。」と、Chavaz副局長は語った。

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