中国人「働くのは自分のため」
中国南部出身の女性がスイスに来たのは19歳の時。母国では常に成績優秀な生徒だった。スイス・バーゼル大学で博士課程を修了し、現在は3人の子供を育てながら、大手銀行のシニアリスクマネジャーとしてフルタイム勤務をしている。
このコンテンツは 2020/08/06 09:00- Deutsch "Arbeiten ist für mich eine Selbstverständlichkeit"
- Español "Trabajar para mí es un hecho seguro seguro"
- Português "Trabalhar é óbvio para mim"
- 中文 “上班对我来说是天经地义的”
- Français «Travailler est pour moi une évidence»
- English ‘Going to work is obvious for me’
- Italiano "Lavorare per me è scontato"
「共働きの両親のもとに生まれたので、母親が仕事に行くのは当たり前」。だから出産後も当然のように働き続けた。「私は人より恵まれている。仕事は私の情熱。しかも、自分が情熱を注ぐことでお金も稼げるのだから」と話す。
女性は自分を幸運だという。「会社が6カ月の産休・育休を認めてくれたことに感謝している(スイスの法定産休・育休は14週間)。期間中に母子の絆を育むことができた」という。職場復帰してからは、子供は保育園に預けた。「個人的には母親だけの時よりも、子供の人生がより豊かになるのではと思った」。
自分が優れたリスクマネージャーだと自信をのぞかせるが、子供の世話は保育園の先生にかなわないという。「それぞれが自分の得意なことをする方が理にかなっていると思う」
家族と仕事を両立させる方法は「時間の管理と規律の厳守。これがとても大切」と話す。