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新車販売、来年1月から全面自由化   スイスの自動車市場

スイスの自動車販売の自由化が加速。だが規制緩和で消費者が恩恵を得るのか、先はまだ見えない。

(Keystone Archive)

新車販売が来年の1月からスイスで完全に自由化する。

新車の流通に競争原理を導入し、自動車メーカーによる新車流通網の独占を排除するのが狙いだ。

こうした流通改革の動きを受け、自動車の購入方法や整備・修理の面で、消費者に選択の幅が広がるとの期待感が広まっている。だが、消費者が低価格で自動車を購入できるようになるのか、今のところ未知数だ。

規制改革計画

 スイスの自動車市場の自由化は、公正取引委員会の規制改革計画に盛り込まれ、2002年11月から段階的に進められてきた。 

 具体的には、販売店が複数の自動車メーカーの車種を扱えるようにする、新車の販売と整備を分離し、指定された自動車整備工場以外でも車の整備や修理ができるようにする、などが柱となっている。これにより、欧州連合(EU)で購入した新車も国内で買った場合と同じようなサービスが受けられることになる。  

 これまでは、ほとんどの販売店が特定メーカーの代理店となっていて、新車を販売する際、最低価格が一方的に設定され、安売り販売が禁止されていた。加えて、新車を購入した消費者には特定の自動車整備工場が指定されていた。4月1日から施行された独占禁止改正法により、こうした取り決めは破棄されている。 

 このため、自動車メーカーと販売店は現在、これまでの契約を2005年1月までに変更する必要に迫られている。

自由化の影響

 自動車市場の自由化が与える既存の流通網への打撃は計り知れない。

 車の事故や故障の救援を行っているスイス自動車連盟(TCS)のエリック・シュヴァイツァー氏は、「大手の販売店は潤沢な資金力を背景に、より多くの新車を低価格でメーカーから購入できる。結果的には、資金力のない小さな販売店を淘汰する動きが加速するだろう」と予想する。 

 一方、消費者への影響については、意見が分かれている。公正取引委員会のオリビエ・リーザン氏は、「国外で購入した新車が低価格であれば、スイスでの値下げ圧力は強まり、新車の価格は下がるはず」と見る。

 だが、TCSのシュヴァイツァー氏は懐疑的だ。「スイスの新車価格が近隣諸国とそんなに開きがあるわけではない。高級車は最高25%も違うが、車種によっては5%安い場合もある」と話している。


 スイス国際放送  ピエール・フランソワ・べッソン   安達聡子(あだちさとこ)意訳 

補足情報

スイスの昨年の新車販売台数は、27万1,541台だった。平均購入価格は3万5,000フラン(約310万円)。

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