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スイスの巨大薬品企業ロシュとノバーティスは、英薬品巨大企業グラクソ・ウエルカムとスミスクライン・ビーチャムの合併に対し、それぞれ冷静な反応を示している。この合併により、世界最大の薬品グループ(年間売り上げ高2000億ドル)の誕生となる。
スイスの巨大薬品企業ロシュ
とノバーティスは、英薬品巨大企業グラクソ・ウエルカムとスミスクライン・ビーチャムの合併に対し、それぞれ冷静な反応を示している。この合併により、世界最大の薬品グループ(資産2000億ドル)の誕生となる。
このニュースに対しノバーティス(世界6位)は、自社の製品、マーケティング戦略ともに自信を持っており、何もプレッシャーはないとしている。一方、ロシュ(世界9位)は、特にプレッシャー等はないが、今後良いパートナーがあらわれれば戦略的に考慮の余地ありとしているものの、社内発展を重視していきたいとしている。
このようなスイス企業の冷静な反応に対し、レイ銀行のエレノール・シャラツは「ノバーティスは合併後、世界の株式市場で株価が上がらなかったため、合併というものに失望している。またロシュは、薬品業界最大手の一つであり、ロシュに合併を来たいする者はいない。」と述べた。
グラクソ・ウェルカムとスミスクライン・ビーチャムの合併は、ヨーロッパと米国で、規制承認の対象となっている。
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