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7万人がネット中毒

ネットもアルコールも中毒症状はほぼ同じ imagepoint

国民の健康問題を扱う「スイス・アルコール・麻薬問題専門相談所 ( SFA/ISPA ) 」は10月20日、インターネット依存に関する新しい調査結果を発表した。

このコンテンツは 2008/10/21 09:50

それによると、スイスでは現在およそ7万人がネット中毒にかかっており、さらに11万人が依存状態にあるという。

自制できない青少年

この調査はスイス・アルコール・麻薬問題専門相談所とワークグループ「オンライン中毒 ( Onlinesucht ) 」が共同で実施した。依存の特徴が特に顕著に現れているのは、オンラインゲームやチャット、あるいはセックスやポルノなどのサイトの利用者だ。

インターネットの利用は今やほぼ無限に広がり、いつでも匿名でアクセスすることができる。有益で娯楽性にも富んでいる。だがその反面、過度の利用はさまざまな問題を引き起こし、依存につながることも少なくない。コンピューターの前に座る時間が長くなるほど、ほかのことに残される時間は少なくなる。社会とのコンタクトが減り、学校や仕事に悪影響が出る可能性もある。また、姿勢が悪くなったり、食生活が乱れたり、頭痛や視力の低下などにつながることもある。だが、特に問題なのは「もっと使っていたい」という衝動や自制心の喪失だ。スイス・アルコール薬物問題相談所のザビーネ・ドブラー氏は
「特に依存しやすいのは青少年です。自分を制御しにくいので、保護者の協力が欠かせません」
と話す。

週平均35時間

ほんの10年前まで、過度のインターネット利用を依存や中毒と定義するかどうかについて専門家の間で論議が続いていた。だが現在、スイスではネット中毒患者が7万人、予備軍も11万人に上ると見積もられている。ネット中毒の症状はアルコールや麻薬の中毒と似ており、インターネットの利用がより頻繁に、またより長くなる。そして、利用を禁じられると神経質になったり暴力的になったりする。それでも自分自身ではたいした問題ではないと思っており、周囲の人間に言われて初めて態度を改めることが多いという。

同調査で、ネット中毒者は余暇として週平均35時間をネットで過ごしていることが明らかになった。しかし、それ以下で中毒の症状が出ることもあるし、逆に過度の利用が一時期だけで終わる青少年もいる。

インターネットは今や多くの職種で欠かせないものとなっている。また、余暇にも多くのメリットをもたらすため、最良の予防策は利用の規制だと調査書は結論付ける。特に重要なのは子どもや青少年に対するコントロールで、保護者との間でインターネットを利用できる時間や参加してよいゲームなどについてルールを決めるほか、余暇ではインターネットを使わない実際の体験も必須だという。

14歳以上のスイス国民のうち、インターネットを毎日もしくは週複数回利用している人は64%に上る。男女別では男性が73%、女性が56%だが、女性の定期利用者は増加の傾向にある。50歳以上の定期利用者は41%、14歳から29歳の若年層は84%になる。

swissinfo、外電

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