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ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑬

シュテックと親交の深かった登山家のダービット・ゲットラー、写真家のロベルト・ベッシュ、ヘリコプター操縦士のマウリツィオ・フォリーニはエベレストへと移動を始めた。

ナムチェバザールでホテルのチェックアウトを済ませたゲットラーは、昔、シュテックとやっていたように、エベレストまでの登り坂を軽やかに走っていく。やがて、シュテックが火葬されたテンポチェの僧院に到着した。

ネパールで行われたシュテックの葬儀には、ベッシュ、シュテックの両親が参列した。2人の兄は葬儀の1年後、現地へと向かった。なぜシュテックはネパールをあれほど慕ったのか――。1番上の兄ルネは、実際に現地を訪れたことでそれが分かったと話す。

「ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~」

2020年5月21日にドイツ語圏のスイス公共放送で放送されたスイス人登山家ウエリ・シュテックのドキュメンタリー番組(約1時間35分)。

2017年春にエベレストで滑落し、40歳の若さで亡くなったシュテック。人間離れした登山スピードと卓越した登攀技術から「スイスマシーン」と呼ばれ、数々の新記録を打ち立てた。番組ではそんなシュテックの半生を本人や家族、友人のインタビューと共に振り返る。

スイスインフォでは同番組を5分ずつに分け、日本語字幕付きで水・土曜日の週2回配信する。

※日本語字幕付きで視聴される方は、画面の字幕設定をオンにしてご覧ください。

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ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑫

このコンテンツが公開されたのは、 8848メートルのエベレスト山頂には届かなかった。ウエリ・シュテックは ゴールからわずか100メートルの所で引き返した。

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(本文&独語からの翻訳・大野瑠衣子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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