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WEF 2003年世界競争力報告、日本11位に上昇

2003年、世界経済フォーラムの競争力ランキングで日本は11位、スイスは7位となった。 Keystone

ダボス会議の主催者で有名なスイスの民間経済研究所、世界経済フォーラム(WEF、本部・ジュネーブ)は2003年版「世界競争力報告」を30日、発表。日本は2年連続で上昇し16位から11位の座に。1位がフィンランド、2位がアメリカは去年と同じ顔ぶれだ。

このコンテンツは 2003/10/30 21:51

今年も北欧諸国5カ国が上位を占め、その他の西欧諸国ではスイスが最も成績が良く7位、イタリアが最下位の41位だった。アジアでは5位の台湾と6位のシンガポールが順位をあげ、韓国も昨年の25位から18位へと追い上げた。中国は公共部門の非効率と腐敗で38位から44位へと落ちた。

2003年報告の特徴

今年からアフリカ諸国も対象国に加えたため、総数は昨年の80カ国から世界102カ国に増えた。マクロ経済環境、公共機関部門の効率性、技術力の三本柱を基準に指数を出し順位をつけた。また、「公共資金の無駄遣い」などといった新しい項目に注目したため指標の基準が多少変わった。

日本の強さと弱点

WEFは日本の順位上昇は技術革新が引っ張っていると見るが、反対に成長の阻害要因として官僚制度の非効率性や高すぎる法人税などを挙げている。全体として民間分野が高い評価で、足かせ要因としては政府の補助金の使い方(90位)、政府の財政赤字(81位)などが挙げられる。また、気になるのは「銀行の健全性」で世界最下位の102位となったこと、農業政策コストが(100位)も低い評価だ。この他、予想通り、民間企業の女性の雇用率や女性進出を奨励する政策などで足を引いており、「政治家の信頼度」は51位だった。

スイスとの比較

WEFはスイスの成長阻害要因として日本と同様に税制や効率の悪い公共部門を挙げているが、経済マクロ環境(6位)は日本より断然良く、国別の財政状況では1位をしめた。目を引くのはスイス国内での事業環境の質で「鉄道インフラの発展」が、1位を獲得、特に環境フレンドリーな政策では得点を上げている。しかし、日本と同様、政府の補助金の使い方(76位)や農業政策のコスト(82位)など欠点が似ているのが注目される。


スイス国際放送、 屋山明乃(ややまあけの)

補足情報

<国別競争力ランキングー2003年>
(注:カッコ内は新方式で再計算した昨年の順位)

1、フィンランド(同)
2、米国(同)
3、スウェーデン(同)
4、デンマーク(同)
5、台湾(6↑)
6、シンガポール(7↑)
7、スイス(5↓)
8、アイスランド(12↑)
9、ノルウェー(8↓)
10、オーストラリア(同)
11、日本(16↑)

102、ハイチ共和国 (80↓)

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