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WTOの知的所有権保護は金持ちの味方:NGOがTRIPS協定改正を要請

国境なき医師団などNGO110団体は、途上国の人々がエイズ治療薬などの医薬品入手を容易にするため知的所有権に関する協定を改正するようNGOに要請した。

このコンテンツは 2001/06/21 09:26

貿易関連知的所有権に関する協定(TRIPS協定)を管理するWTO(世界貿易機関)委員会の会議を前に、アフリカ30ヶ国の要請を受けたNGOは医薬品特許に関する協定の改正をWTOに要請した。NGOの訴えによると、TRIPS協定はロシュやノバルティスなど巨大薬品企業を保護するが、途上国の社会保健政策の有効な実施を妨害している。「今、特許の尊重と人々の健康の間に大きな不均衡がある。医薬品はCD-Romやバービー人形ではない。何百万人もの人の生死に関わる問題だ。」と国境なき医師団のホエンさんは言う。NGO110団体は声明文の中で、WTOは医薬品の入手は基本的人権で、命を救うことは利益よりも優先されなければならないということを忘れてはならないと訴えた。

医薬品の特許に関する論争は、ロシュ、ノバルティスなど医薬品企業39社が、エイズ治療の特許薬の安価なコピー薬を輸入していた南アフリカ政府を特許権侵害で訴えたことから加熱している。今年5月、39社は結局訴訟を取り下げた。が、コピー薬を国内製造し途上国で唯一無料のエイズ治療を行っているブラジルに対する米国の国際特許法違反の訴えは、WTOで未決となっている。WTOがブラジルを特許法侵害と認めたら、ブラジルは無料エイズ治療プログラムを止めざるを得なくなるだろうし、他の途上国の同様なプロジェクトも危うくなるだろう。

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