カード・ショッピングは個人データの危険がいっぱい
クレジットカード、インターネット、携帯電話などITの発展により、買い物が便利で楽になった。が、一方で、企業は消費者の個人情報を容易に入手できるようになった。
クレジットカード、インターネット、携帯電話などITの発展により、買い物が便利で楽になった。が、一方で、企業は消費者の個人情報を容易に入手できるようになった。
政府機関「技術発展の帰結評価計画」は20日に公表した報告書で、消費者は無意識のうちに個人の情報を企業にさらけ出しており、個人データの漏洩や第三者にデータを承諾無しに売られる危険性は大変高いと明記した。
報告書を作成したグループによると、消費者は、カードに加入する時、また競売に参加する時に、個人の信用価値、嗜好、好みなどの詳細にわたる「ディジタルDNA」を提供することになるというリスクを認識しなければならないと警告する。
この報告書に対し、スイス消費者フォーラムのカタリナ・ハスラーさんは、自分達が最も心配していた事項が裏付けられたとし「消費者は企業に分類され、ターゲットを定めた広告で操作されているかもしれない。」と語った。またデータ保護関連団体も懸念を表明している。チューリッヒ州データ保護委員会のブルーノ・バリスヴィルさんは、情報プロセッシングの透明性を要求し、個人データを悪用した企業には金融制裁を課すべきだと主張する。
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