スイスの大手プライベートバンク、ジュリアス・ベアグループ(JBG)は27日、野村ホールディングスと「戦略的パートナーシップを結んだ」と発表した。
このコンテンツが公開されたのは、
JBGの声明外部リンクによると、野村ホールディングスが、JBGの子会社ジュリアス・ベアウェルスマネジメントに4割出資する。この取引により、ジュリアス・ベアは野村ホールディングスが持つ日本の富裕層顧客向けにスイスの資産運用サービスを提供する。
>スイスを世界の中心として富裕層の資産を管理・運用するウエルスマネジメント
JBGのバーナード・ホドラー最高経営責任者(CEO)はで、「日本を代表する証券会社と戦略的パートナーシップを結ぶことは、日本向けのビジネス戦略を推進するうえで画期的な出来事だ」と述べた。
続きを読む
おすすめの記事
ウェルスマネジメント、英米が王者スイスを追い上げ
このコンテンツが公開されたのは、
富裕層の資産を管理・運用するウェルスマネジメントビジネスにおいて、スイスは世界の中心にあり各国からマネーが集まる。だが最新の調査によると、他国の金融センターの追い上げは激しく、トップの地位はぐらつき始めている。
もっと読む ウェルスマネジメント、英米が王者スイスを追い上げ
おすすめの記事
ブレグジットに警戒するスイスのウェルスマネジメント
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのプライベートバンクのユニオン・バンケール・ブリヴェ(UBP)が英投資会社の買収を検討している。それは英国のEU離脱(ブレグジット)に向け準備が進むロンドンで、スイスのウェルス・マネジャーがいかに商機をつかもうとしているかを反映する動きだ。
スイスの銀行関係者の間では、ウェルスマネジメントの中心地として世界の超富裕層の資産を集めるジュネーブが、ブレグジット後のロンドンにビジネスを奪われるのではないかという恐れが広がっている。
もっと読む ブレグジットに警戒するスイスのウェルスマネジメント
おすすめの記事
プライベートバンキングの中核に挑む「ジェネレーションY」
このコンテンツが公開されたのは、
物腰が柔らかなプライベートバンクの銀行員がアルゴリズムに取って代わられ、スマートフォンのアプリケーションが数百年の歴史を誇る銀行を破滅に追いやってしまった世界を想像してみよう。「フィンテック(Fintech)」と呼ばれる、金融テクノロジーを手掛ける一連のベンチャー企業や、デジタル技術に精通した投資家たちが、従来のプライベートバンキングの在り方を崩壊させてしまうかもしれない。
もっと読む プライベートバンキングの中核に挑む「ジェネレーションY」
おすすめの記事
スイスを追い上げるシンガポールと香港
このコンテンツが公開されたのは、
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によると、4年後にシンガポールと香港が抱える非居住者の資産(オフショア資産)は合計でスイスと同じ規模に増える見込みだ。
これはアジア太平洋地域における資産運用ブームを示すと同時に、金融危機後に強まった脱税への取り締まりがスイスにもたらした影響を反映している。
BCGが6月27日に発表した年報によると、スイスの銀行が保有するオフショア資産は2016年時点で世界最高額の2.4兆ドル(約270兆円)だった。BCGは2021年に2.8兆ドルに増えると予測する。
もっと読む スイスを追い上げるシンガポールと香港
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。