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クリントン、アサド両大統領、ジュネーブで会談

クリントン米大統領とシリアのアサド大統領は、ゴラン高原の占領地問題で合意に達せず1月に決裂したシリアーイスラエル和平交渉再開に向けて、日曜ジュネーブで会談する。

クリントン米大統領とシリアのアサド大統領は、ゴラン高原の占領地問題で合意に達せず1月に決裂したシリアーイスラエル和平交渉再開に向けて、日曜ジュネーブで会談する。

クリントン大統領はバングラデシュを訪問した際、帰国前にアサド大統領と会談するためジュネーブに立ち寄ると発表した。昨年の交渉決裂以来、シリア政府代表はシャラ外相が務めており、アサド大統領が直接交渉に応じるのは初めてだ。

クリントン大統領は「過度の期待を抱きたくはないが、包括的和平を推進すべく交渉再開に向けて行動する適切な時だと思う。」と語った。

シリアとイスラエルの交渉は、1967年の6日間戦争以来のゴラン高原イスラエル占領地からイスラエルが完全撤退をするべきだという論争を巡って決裂した。イスラエルは、安全保障問題を最初に処理するべきだと主張している。

今月初め、スイスが米ーイスラエルーシリアの3ヶ国会談の場を設けると公式提案をした。先週、レヴィ・イスラエル外相がスイスを訪問、イスラエルは提案を歓迎すると述べた。が、イスラエルが日曜のジュネーブ会談に出席するかどうかは、明らかにしなかった。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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