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タリバン関連資産1500万ドル凍結

スイス当局は、タリバン関連の疑惑のある30の銀行口座、預金総計1500万ドル(2490万スイスフラン)を凍結した。

スイス国立経済情勢事務局(SECO)の報道官は、「国内の金融機関は、国連制裁リストに基づきタリバン関連の疑惑のある口座を確認次第凍結し、SECOに報告する義務がある。これまでのところ、凍結された口座は30で預金額は総計1500万ドルだ。また、スイスの全銀行および国内の外資系銀行支店は9月11日の米同時多発テロ事件以前にも、国連制裁リストに基づきテロ組織関連の疑惑のある資産150、000ドル(250、000スイスフラン)を凍結した。」と発表した。国連制裁リストは米同時多発テロ後、テロ資金援助組織撲滅のため拡大された。スイス連邦銀行委員会は、米国が作製したテロ資金リストを含む個人および組織81の名前と身元偽証のリストを国内の銀行に配付していた。

また今週はじめ、スイス連邦検察局は24口座1200万ドル(2000万スイスフラン)を凍結したと発表したが、これらの口座が今回SECOの凍結した口座の一部であるかどうかは明らかにされていない。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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