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ローヌ川土石流、ヴァリス州の死者11人に

ローヌ川氾濫による土石流に襲われたヴァリス州ゴンド村で、さらに3人の遺体が発見された。これで、土石流によるヴァリス州の死者は11人(うちゴンド村9人)に。(写真:ゴンド村)

ローヌ川氾濫による土石流に襲われたヴァリス州ゴンド村で、さらに3人の遺体が発見された。これで、土石流によるヴァリス州の死者は11人(うちゴンド村9人)に。(写真:ゴンド村)

ゴンド村では行方不明4人の捜索活動が続いているが、生存の可能性は絶望視されている。近隣のシンプロンと国境のイタリア側の町ドモドッソラに避難しているゴンド村の住民130人は、身の回りの品を取りに行くため、18日一時帰宅を許された。

州の他の地域では、生活は通常にもどりつつある。ブリーク・ドモドッソラ間の鉄道路線は18日運行が再開されたが、ローカル線の全線復旧には、まだ時間を要するという。

また、ティチーノ州では増水したマジョーレ湖で堤防が決壊、ロカルノ、アスコナ周辺の住民2、000人が避難した。当局は、水でぬかるんだ地面により移動した怖れのある燃料タンクに対する懸念を表明、注意を呼び掛けている。ヴァリス州、ティチーノ州には、非常事態宣言が出されている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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