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陸軍構造改革で文官1、000人リストラ

スイス陸軍の改革計画を推進すれば、地上軍の事務職だけで1、000人が削減されることになると、Jaques Dousse司令は仏語圏の新聞のインタビューで語った。

スイス陸軍の改革計画を推進すれば、地上軍の事務職だけで1、000人が削減されることになると、Jaques Dousse司令(写真左)は仏語圏の新聞のインタビューで語った。

スイスには、職業軍人がいない。プロの現役兵はおらず、予備役兵の普通の国民が、交代で兵役に就いている。こういう兵員を除いても、8、000人が勤務する地上軍は、スイス国防相の中でも最大の雇用母体だ。うち4、000人は、兵站部、基地、射撃場を統括する連邦事務局に勤務しており、そのうちの4分の1、1、000人は削減できると、 Dousse司令は仏語紙「Le Temps」で語った。

陸軍の構造改革計画、陸軍XXIの詳細は最終決定はされていないが、兵員を現行の360、000人から最低100、000人まで削減する。上述したように、スイスの軍隊は国民軍なので、兵員を削減しても失業者は出ない。Dousse司令は、兵員を削減すれば、管理や運営部門の職員数も削減できるが、早急な大幅削減は望ましくないと語った。

地上軍は1995年以来、2000年を目標に人員削減を進めてきた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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