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ジュネーブで国連人権委員会例会

国連人権委員会の例会が月曜からジュネーブで開かれるが、米国が中国批判の決議案を提出し、大論争が予想される。ジョセフ・ダイス外相は、木曜ロシアのチェチェンでの殺戮行為、中国の人権侵害批判の演説をする。

国連人権委員会の例会が月曜からジュネーブで開かれるが、米国が中国批判の決議案を提出し、大論争が予想される。ジョセフ・ダイス外相は、木曜ロシアのチェチェンでの殺戮行為、中国の人権侵害批判の演説をする。

中国の人権問題は今会議で最大の論争の的となると思われる。米国は、法倫巧を違法としメンバーを逮捕、脅迫したことに関して中国政府批判を要請する決議案をすでに提出したと伝えられる。

米国の中国に対しての強硬な発言は、実は外交上の頭痛の種で、クリントン大統領の中国のWTO加盟に向けての尽力を妨害することにもなりかねない。クリントン政権は、中国のWTO加盟可決のための運動を展開しているが、議会の強い反対にあっている。また、中国は米国が台湾へ武器を輸出している事に対して激怒している。

会議では、ミャンマー、アフガニスタン、イスラエル等の諸国も批判の矢面に立つことになるだろう。また、移民、女性、経済発展などに関する様々な人権問題についても焦点をあてる。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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