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ジュネーブ湖の酸欠進む

ローヌ川上流のダムがジュネーブ湖を藻に覆われた死の湖に変えてしまうと、科学者が警告を発している。

このコンテンツは 2000/05/20 15:30

ローヌ川上流のダムがジュネーブ湖を藻に覆われた死の湖に変えてしまうと、科学者が警告を発している。

ジュネーブ大学の生物学者ジャンールーク・ロイゾーさんとヤヌス・ドミニクさんは、ローヌ川のダムがジュネーブ湖に与える影響を調査した結果、湖はゆっくりと酸欠による死に向かっていると「New Scientist」誌で発表した。ローヌ川支流に過去40年間に建設された9ケ所の水力発電書のダムが、川の流れをせき止めている。その結果、本来なら夏季の増水期に湖に運び込まれるはずの水中に溶解された酸素の供給が、致命的に妨げられてしまっている。2人の計算によると、ジュネーブ湖に十分な酸素を含有する水が供給される日数は55日/年から15日/年に減少した。

水中の酸素含有率がなぜ湖にとって死活問題なのかというと、酸素は湖底のリンが水中に放出されるのを防ぐバリヤーを築くからだ。リンは、藻類がいやな臭いのする有毒な潮流を形成するのを引き起こし、この潮流が湖を窒息させる。湖底では、水1リットル中に最低4から5mgの酸素が必要で、これ以下に落ちるとリンの放出が引き起こされる。水中のリンの増加はプランクトンの増殖も引き起こす。プランクトンが増殖すれば、さらに酸素が消費され、リンの放出量がさらに増加するという悪循環を引き起こす。

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