ノバルティス2500人削減へ
バーゼルに本拠地を置く製薬会社「ノバルティス ( Novartis ) 」は、2010年以降をめどに16億ドル ( 約1797億円 ) の大幅コスト削減を図るため、リストラ計画を発表した。
人員削減の対象となるのは全従業員の2.5%に当たる2500人、スイス国内では1万2000人のうちおよそ500人だ。
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「フォワード ( Forward ) 」と名づけられたこの再編計画は、医薬品の売り上げが一時落ち込んだあとの今年10月中旬にスタートした。狙いは組織の単純化と作業工程を新しく形成することにある。
ノバルティスのアメリカ製薬部門は、ジェネリック医薬品の強力な競合他社や製品の販売中止を通じた減益などによる医薬製品業績伸び悩みが予想されている。今回の再編でコア事業への集中化を図り、2008年後半には製薬部門に新たな成長期をもたらしたいとしている。
人員削減は自然減や社会福祉的観点に即した対策を通じて行われる予定だが、スイスでは解雇や早期定年退職も免れない見込みだ。
swissinfo、外電
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