ユーゴ、スイスにミロシェビッチ資金洗浄疑惑調査団を派遣
3日から旧ユーゴ国際戦犯法廷(ハーグ)でミロシェビッチ前大統領の審理が始まる予定だ。ベルンに2日、ユーゴ政府が派遣した前大統領が不正に着服した公金をスイスの口座に送金したとする疑惑の調査委員会が到着した。
ミロシェビッチ前大統領と複数の側近は、1995年から政権が崩壊した2000年までの間に公金を不正に着服し国外の口座に送金したと訴えられている。スイスは、ユーゴスラビアからスイスの銀行口座に送金された現金と金の調査に着手している。これまでのところ前大統領に関連する資金は見つかっていないが、スイス当局は前大統領の側近が保有する約12の口座の預金1、200万スイスフランを凍結した。また、ミロシェビッチ政権時代にスイスに持ち込まれた金300kgについても現在調査中だ。
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