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ルワンダのニヨンテゼ元村長、ジュネーブで出廷

1994年の大虐殺の罪で終身刑に服しているルワンダの元村長フルゲンセ・ニヨンテゼ(35)の控訴公聴会がジュネーブ法廷で始まった。

このコンテンツは 2000/05/16 22:38

1994年の大虐殺の罪で終身刑に服しているルワンダの元村長フルゲンセ・ニヨンテゼ(35)の控訴公聴会がジュネーブ法廷で始まった。

ルワンダの集団殺害行為と戦争犯罪に責任あるものを起訴する裁判が、ルワンダ国外ならびにタンザニア・アルーシャのルワンダ国際刑事裁判所以外で行われるのは初めてだ。ニヨンテゼは虐殺後、戦争犯罪の容疑がかけられる前にスイスで難民申請したためスイスで審理された。

ニヨンテゼ弁護団のヴィンセント・スピラ弁護士は「証言は事実確認されていない告発に基づくもので、目撃者の証拠も信憑性がない。被告は酌量すべき情状の考慮を受けていない。」と主張する。ニヨンテゼは殺人、殺人未遂、殺人の扇動、戦争犯罪で有罪となった。裁判の初期に集団殺害と人権侵害の罪はスイス法では審理できなかったため落とされた。

ローザンヌで行われた最初の審理には、40人以上の証人がスイスに来た。さらに多くの証人がルワンダで会見した。多くの証人が、当時キガリから南西約50キロのムシュバチ村の村長だったニヨンテゼが、ツチ族と温和なフツ族をの殺害を扇動する集会を開いたと証言した。また、ツチ男性と結婚またはツチ男性の子を妊娠したフツ女性の殺害命令を下したという証言も複数あった。ニヨンテゼがどのように人を殴打し死に到るまで放置したかを証言した男性もあった。ジュネーブへ来る証人は審理中より少ないが、昨年は聞かれなかったような情報を証言で追加している。公聴会は2週間行われる予定だ。

ニヨンテゼは全罪状を否認している。ムシュバチでの会議は山賊行為と違法伐採者への対処方法を話し合うため召集したと言う。アルーシャの国際刑事裁判所はニヨンテゼの引き渡しを要請しておらず、ルワンダからの引き渡し要請はルワンダが死刑を採用しているため却下された。そのため、ニヨンテゼはルワンダ国外ならびにアルーシャの国際刑事裁判所以外で審理される最初のルワンダ戦争犯罪容疑者となった。アルーシャでは44人が服役中で、さらに100人以上が審理待ちだという。

現在のところ、フツ族の容疑者だけが調査、審理されているため、ツチ族の犯した人権侵害罪の調査も行うようにとの国際刑事裁判所への圧力が大きくなってきている。双方の犯した罪が公平に調査・審理されるまで人々は、特に多数派のフツ族は和解の準備ができたとは解さないだろう。

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