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チューリヒ空港で14日、テロを想定した訓練「スピード17」が行われた。旅客輸送バスに仕掛けられたパイプ爆弾が爆発し、50人が負傷したとの設定で、職員ら約700人が参加し、緊急時の備えを確認した。
訓練は、空港を解雇された元職員が報復のため駐車中の旅客輸送バスにパイプ爆弾を仕掛け、チューリヒ州警察が爆破予告の連絡を受けた後、爆発が起こったという想定で行われた。
空港災害対策保安課のルドルフ・ファルナー課長は「現実的なシナリオだ。しかし実際に起こる可能性はそんなに高くない」と話す。だが、このような事態をいかに防ぐかが重要になる。
訓練では連邦運輸省民間航空局の立会いの下、救助隊員ら400人以上が緊急時の対応を確認した。国際民間航空機関外部リンクは定期路線の乗り入れがある全空港に対し、こうした訓練の実施を義務付けている。
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