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宴の後で... ブラッターFIFA会長インタビュー

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熱闘1ヵ月。サッカー・ワールドカップ第17回日韓共催大会は、30日ブラジルの5回目の優勝で幕を下ろした。国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長にswissinfoがインタビューした。

このコンテンツは 2002/07/01 10:24

昨年FIFAのマーケティングを請け負っていたISMMグループ(本社スイス)が倒産からゼン=ルフィネン事務局長によるブラッター会長の資金不正流用告発まで、数々の内部問題を抱えながらも、5月末の会長選で、ブラッター氏は再選された。W杯2002も相次ぐ判定疑惑、所属チームと代表チームの選手の使い過ぎ疲労問題など、多くの問題があった。横浜での決勝戦直前に、ブラッター会長にswissinfoがインタビューした。以下、Q&A。

Q:ワールドカップ日韓共催大会の全体的な感想は?
A:最も華々しい大会ではなかったが、最も興味深い大会だった。初のアジアでの開催、そして2ヶ国での共催。結果として、開催国2ヶ国には強い絆ができたと思う。また、時間にとても正確な大会だった。驚きはあるが奇跡はないという私の予想通り、決勝トーナメントの上位に残ったチームは予想外な顔ぶれだったが、決勝はブラジルとドイツという伝統国同士の対決となった。

Q:フランス、イタリア、スペインなど強豪チームが次々と消えて行った。国内リーグでの選手達の消耗が原因だと思われますか?
A:FIFAとしては欧州選手権の日程を調べる必要があるが、解決は各国によるものだ。FIFAとしては、全てのリーグは16チームまでとするよう薦めているが、スペイン、イングランド、フランスのプレミアリーグは20チームだ。が、関係者や選手達は、W杯の日程を2年前から知っている。調整するのは彼等自身の責任だ。

Q:疑惑の判定について、FIFAとしてはどうするつもりか?
A:誤審についてはこれから調査する。ゴール裏にもう1人審判員を置く、またはW杯での審判員は2年以上チームを組んだことのある者同士に限定するなど、解決策を考えている。今大会での誤審のうち、本当に悪質な判定は10%だ。が、誤審が強豪国敗退の原因となったものもあった。

Q:ゼン=ラフィネン氏が事務局長が7月4日をもって解任されるが、これでFIFAの秩序と信頼が回復されると思いますか?
A:信頼回復は私の責任だ。6月28日、東京でFIFA委員会に私に100日の猶予をくれるよう要請した。100日間で、事務局の秩序をどのようにして回復するか各案を統合する。FIFAも私も大きなダメージを受けたが、我々は一つの大きなファミリーで、私は70%以上の承認を得て会長に再選されたのだ。

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