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故エジプト国王ご愛用の懐中時計、来春競売へ

スイスの老舗バセロン・コンスタンチン社が作った懐中時計。1929年、エジプトの国王に贈られた。 Antiquorum

世界で最も古い歴史を誇るスイスの時計メーカー、バセロン・コンスタンチン社が作り、後にエジプト国王・ファード1世(位1922〜1936)に贈られた懐中時計が来春、競売にかけられる。

このコンテンツは 2004/10/12 10:21

時計専門競売大手アンティコルム社(本社、ジュネーブ)が明らかにした。

時計1個あたりの落札額が世界一を記録するアンティコルム社だが、今回の国王の懐中時計は「極上」と太鼓判を押す。落札価格は300万フラン(約2億6,300万円)を超えると同社は予想している。

創業250周年

来年で創業250周年を迎えるバセロン・コンスタンチン社にちなんで、アンティコルム社は、来年4月にジュネーブ市内のホテルでバセロン時計250点を揃えて競売を行う予定だ。

「目玉商品は亡きエジプト国王ご愛用の懐中時計」とアンティコルム社広報室のイタ・マッコブ氏は話す。

国王ファード1世は、1922年にエジプトがイギリスから独立したとき、立憲君主国の初代国王となった。しかし、独立は形式的なものにすぎず、完全な独立は1952年のエジプト革命まで待つことになる。

懐中時計が国王に手渡されたのは、即位から7年後の1929年。国王のスイス訪問を記念して、エジプトに住むスイス人社会が懐中時計を贈った。銀の文字盤に、18金でできた円形状のケースとの調和が美しい時計で、国王は肌身離さずどこにでも持ち歩いたと言われる。

この時計の特徴としては、文字盤の時刻表示の他、1分単位に音で時刻を知らせるミニッツリピーター、月の顔が出てくるムーンファイズや永久カレンダーなど、様々な機能が搭載されている。バセロン・コンスタンチン社の時計職人が3年半の月日をかけて作った逸品だ。


スイス国際放送 ロバート・ブルックス 安達聡子(あだちさとこ)意訳

補足情報

時計の種類:

● 手巻き
つまみの部分を回すことでゼンマイを巻き上げる機械式時計。

● 自動巻き
振動でローターが回転し、ゼンマイを巻き上げる機械式時計。腕に付けているだけで動き続け、オートマチックとも言う。

● クォーツ
ゼンマイのかわりに、電池を使い水晶(クォーツ)を振動させ時間を刻む電池式時計。

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