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極地研究シンポジウム

極地の氷帽(極地を覆う小型の氷河)を長年研究しているスイスの科学者達のシンポジウムが、12日ヴィンタートゥールで開かれる。(写真:地球温暖化で氷がとけ、周囲に水面が増えた北極点)

極地の氷帽(極地を覆う小型の氷河)を長年研究しているスイスの科学者達のシンポジウムが、12日ヴィンタートゥールで開かれる。(写真:地球温暖化で氷がとけ、周囲に水面が増えた北極点)

海のないスイスが、なぜ極地研究に関わっているのかという疑問を持つ人は、スイス国民の中にも多いだろう。スイス極地研究委員会は、極地研究の意義、スイス人科学者らのこれまでの業績について発表するシンポジウムを12日ヴィンタートゥールで開く。

シンポジウムでは、気象学、地質学、地理学、人類学の各分野から、北極地コンディションへの人類の適応、実験的気温上昇下でのツンドラ植物群の反応、南極ランドスケープの年代と安定性等の発表が行われる。

ベルン大学物理学研究所のトマス・シュトッカー教授は、「我々の研究がヘッドラインを飾る事はめったに無いが、気候の変化の問題においてはとても重要な研究だ。」と人々の認識を高める事が必要だと語る。シュトッカー教授は、スイスと極地の環境は、気温、降雨・降雪量、乾燥状態、土壌、永久凍土層などの共通性があるという。

シュトッカー教授によると、スイスの極地研究の歴史は古く、20世紀初めに第1回グリーンランド横断調査が行われた。60年代、地球の気候変化の研究が世界の注目を集めた時には、スイスが雪と氷の研究のリーダーとなった。シュトッカー教授らの大先輩、ハンス・アーシュガー元ベルン大教授は、グリーンランドと南極から氷山の核を持ち帰り、科学者らの10万年の地球気候変化の研究を成功させた。

現在スイスは、2つのボーリング・プロジェクトに参加している。その1つ、グリーンランドの氷帽のボーリングは、3km近く掘り進め、現在最下層の150m以内に到達している。

地球の気候の現在の状態に関して、シュトッカー教授は、最近北極海の氷海で発見された穴への過剰反応に注意するようにと述べた。「我々の観察から、北極海の氷の面積は過去30年間で10%減少し、厚みは40%減少した事が判明している。が、この単一の観察結果が氷の全体的な長期縮小の直接結果を示しているのか、風のパターンによる特殊な成りゆきなのか、今の所は判断できない。」

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