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欧州理事会、スイスの強制送還方法を非難

2000年12月死亡した強制送還者と同じ扮装での警察に対する抗議デモ Keystone

欧州理事会の「拷問防止のための欧州委員会」は2月、スイス6州の刑務所を10日間査察した結果、服役囚の処遇は良いが不法滞在外国人の強制送還方法は非人道的だと厳しく非難した。スイス警察の強制送還は悪名高い。これまで2人の死者を出し、アムネスティ・インターナショナルなどから繰返し批判されている。

このコンテンツは 2002/03/26 10:23

ファブリス・ケレンス委員は、服役者に対する証人尋問などの調査の結果、逮捕時に力を行使された以外では警察による虐待などの訴えは他の欧州諸国と比べて少なく、スイス警察の服役者の処遇は概ね正当と認められたとswissinfoに語った。が、同委員会は、スイスの外国人強制送還は「非人道的で下劣だ」と厳しく批判した。

スイス当局は、強制送還者が激しく抵抗し危険だと見なした場合、送還者にプラスチック製の手枷足枷と拘束衣を着せる。さらに、口に粘着テープを貼り、ヘルメットを被せた受上から粘着テープでぐるぐる撒きにし、車椅子にしばりつけることもある。1999年にはこのような扱いを受けた27才のパレスチナ人男性がチューリッヒ空港から送還される機中で窒息死した。また、昨年5月には、27才のナイジェリア人男性が、ヴァリス州からチューリッヒ空港に移送される途中抵抗して暴れたため警官が手錠をかけ鎮めた直後呼吸が止まり急死した。ケレンス委員によると、同委員会は窒息を起すような危険な抑圧方法の行使を禁止するガイドラインをまとめ、スイス当局もすでにガイドラインに沿った対応をしているという。

委員会報告を受けたスイス政府は、強制送還に関する法規を国家レベルで検討中で、猿ぐつわや粘着テープなど強制送還者の呼吸を妨げるような抑圧手段は禁止したと述べた。

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