武器輸出が増加

装甲車「ピラニア」は輸出品として人気の商品。 www.mowag.ch

スイスの武器輸出額はこの14年で最高値に達した。経済省経済局(SECO)の発表で明らかになった。

このコンテンツは 2004/02/04 18:43

イラクへの輸出禁止の申し合わせにもかかわらず、2003年のスイスの武器輸出額は3億7900万フラン(322億円)と前年比で36.5%増加した。
スイスは永世中立国だが、戦争や紛争のない国および地域には当局の許可を得ることで輸出することができる。武器を想定していない部品や商品でも武器になるような品目の輸出についても同様に規制がある。

経済省経済局(SECO)が発表したスイスの武器輸出統計によると、2003年の武器輸出額は2002年と比較して1億140万フラン(86億2000万円)増加し、3億7千9百万フラン(322億円)だった。2002年はスイスの総輸出額の0.2%を占めていたが、03年には0.28%まで増加した。

欧州が主な市場

75%は連邦政府が武器輸出に特に問題がないとされている25カ国への輸出で、この中でも欧州諸国への輸出が最も多く、68.3%を占めた。アジアは第2番目で12.5%。その他アメリカ大陸が9.8%、アフリカ大陸が8.7%だった。

国別で見ると、最も多かったのはドイツ(7700万フラン)、スペイン(6000万フラン)、スウェーデン(340万フラン)と欧州諸国が続いた。5位は米国(320万フラン)だった。なお、日本への輸出は主にピストルとその弾丸で、総額180万フランで35位だった。

武器別でみると装甲車が最も多く、1億1400万フランで全体の3割を占めた。2位は導火装置(780万フラン)、3位は弾薬(740万フラン)だった。

武器輸出に必要なライセンス

スイスからの戦争・紛争地への武器輸出は禁止されている。さらに、武器を輸出するためには当局の許可が必要である。SECOによると、03年に2069件の許可申請がなされたが、このうち、12カ国におよぶ16件に対しては認可されなかった。詳細は公開されていないが、同課のオトマー・ヴィース担当官は、この中にイスラエルとトルコが入っていると明かした。

武器輸出禁止国・地域は国連の制裁に従う。武器輸出禁止国は現在のところ8カ国と地域で、アルカイダ関連者と関連組織、イラク、ユーゴスラビア、リベリア、リビア、ミヤンマー、シエラレオネ、ジンバブエとなっている。

スイス国際放送 佐藤夕美 (さとうゆうみ)意訳

この記事は、旧サイトから新サイトに自動的に転送されました。表示にエラーが生じた場合は、community-feedback@swissinfo.chに連絡してください。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いします

共有する