御霊の園で共に生きる
ジールフェルト霊園はチューリヒ市内にある最大の緑地帯だ。宗教や宗派を問わない初の霊園として1877年に建造された。
このコンテンツは 2016/05/14 11:00
- Deutsch Leben im Reich der Toten
- Español La vida en el reino de los muertos
- Português A vida no reino dos mortos
- 中文 死亡之境,生机盎然
- عربي نبضُ الحـيــاة في مـمـلـكـة الأمـــوات
- Français La vie dans le royaume des morts
- English Life in the realm of the dead
- Pусский Всюду жизнь в царстве мертвых
- Italiano Vita nel regno dei morti
霊園の広さは20万平方メートル、年中無休で一般人にも開放されている。現在ジールフェルト霊園にある墓は1万600基。葬儀は年に245回行われ、今日では約9割が火葬される。
このジールフェルト霊園内には、スイスで初めて作られた火葬場が2カ所ある。1890年に他界した詩人ゴットフリード・ケラーは、この霊園で火葬された初期の著名人だ。火葬場は1992年に廃炉となり、今では葬儀場として使われている。
霊園は亡くなった人を供養する場所としてだけではなく、この世に生きる人々の生活の一部になりつつある。近郊の憩いの場であり、文化的・教育的行事や、映画の撮影や芝居の舞台としてよく利用される。
(写真&編集・Ester Unterfinger 翻訳・シュミット一恵)
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