政府、スイス国立公園の拡張を決定
内閣は、グラウビュンデン州のスイス国立公園を30年ぶりに拡張することを決定した。
内閣は、グラウビュンデン州のスイス国立公園を30年ぶりに拡張することを決定した。
スイス国立公園は、1909年に自然保護連盟の主導で創設された169〜200平方キロメートルの自然保護区だ。連邦政府は、マーモット、シャモア、アイベックス(野生ヤギ)などアルプス動物の生息地である公園北部の12の湖を含む地域3.6平方キロメートルをスイス国立公園に加える拡張案を承認した。
国立公園委員会は、現在のエリアは、多様な種の野生の動植物の保護には小さすぎると主張してきた。拡張にあたっては、人間の侵入は環境保護活動だけに限られる緩衝地帯を公園周辺に設ける。年末までに、さらに拡張地域が指定される見込みだ。
かつて中部ヨーロッパ唯一の国立公園だったスイス国立公園は、今では14のアルプス国立公園の中で、2番目に小さい公園だ。
JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。