スイス・バーゼルの路上で21日昼、一人で下校途中だったコソボ出身の男児(7)が刃物で刺され死亡した。75歳の女が「自分がやった」と出頭。警察が逮捕し、動機を調べている。
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事件は21日午後12時45分ごろ、バーゼル駅から約2キロ離れたゴットヘルフ小学校のすぐそばで起きた。男児はここに通う生徒で、歩いて家に向かっていた。
複数の目撃者が地元メディアに対し、男児はのどのあたりを負傷し、血だまりの中に倒れていたと話した。
自転車で通りかかった担任の女性教諭が見つけ通報。男児はバーゼル大学小児病院に搬送され、緊急手術を受けたが、その後死亡が確認された。
警察が現場から立ち去った女の行方を追っていたところ、75歳のスイス国籍の女が出頭した。逮捕された女はバーゼル在住で、出頭前、複数の知人にテキストメッセージを送り、自分のした行為を知らせたという。
地元紙バーゼル・ツァイトゥング外部リンクによると、付近の住民が口論のようなものが聞こえたと証言。女と男児に面識があったかどうかは不明で、警察が詳しく調べている。
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昨年発生した殺人事件の認知件数は前年比21%減の45件。一方、殺人未遂事件は33%増の187件。また盗難は11%減の47万944件で、一日平均130件発生していることになる。
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