英銀行HSBCが11日発表した調査によると、外国の移住先で最も収入が高いのはスイスの外国人労働者で、平均年収は20万2865ドル(約2270万円)に上る。
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11日に発表された第11回HSBC海外駐在員調査によると、スイスに次いで収入が多いのは米国の18万5119ドル。香港の17万8706ドルが続く。
HSBCによると、スイスで働く外国人は実質的に収入が増える。その額はおよそ6万1千ドルになるという。
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だが高技能労働者が働く場所にスイスを選ぶにあたり、収入は最優先事項ではない。
35%はスイスへの移住理由として「キャリアを磨くチャンス」を挙げた。「より高い生活水準」が32%で続き、「給与」は24%だった。
この調査は世界163カ国・地域からの外国人に対して今年3~4月にオンラインで実施した。2万2318人から回答を得た。
スイスに移住した後の満足度は概して高く、回答者の約3分の2はスイスでキャリアが飛躍し、73%は生活の質が高まったと答えた。
HSBCプライベート・バンキングのスイス市場部長のジャン・フランソワ・ブンロン氏は「調査結果は、我々が顧客から聞くスイス像を裏付けるものだ。職業や金銭上の理由以外に、スイスに移住する外国人は生活の質やスイスの諸制度の安定を享受している」と話す。
一方、海外に移住したスイス人は収入に関する限り得るものが少なくなっている。HSBCによると、平均6%収入が減るという。ただし、外国で起業するスイス人は他の外国人に比べ2倍になる。
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