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バレンタインには、赤いバラ?

赤いバラは愛の証 imagepoint

2月14日はバレンタインデー。スイスでは赤いバラを贈るのが一般的だ。しかし、この生花業界が独占状態だったバレンタインデー市場に最近になって変化が生まれている。

このコンテンツは 2008/02/13 15:26

スイスのチョコレート業界が健闘。ジュエリーショップや化粧品メーカーの追い上げもある。チューリヒの街のバレンタイン商品を探しに出かけた。

スイスでは、1950年代にバレンタインデーがアメリカから導入された。1960年代に入るとコマーシャリズムに乗って、ブームになった。そこで、いち早くビジネスチャンスをつかんだのは生花業界。赤いバラは「愛の証」として定番になっている。

1本の赤いバラ

スイス生花協会のウルス・ブルンナー会長によると、バレンタインデーはいまやすっかりスイスに定着している習慣だ。
「以前は恋する若者に独占されていましたが、老若男女、誰でも花を贈るようになりました」

この日は母の日と並び、普段の10倍の売り上げがあるという。プレゼントされるのは「愛の証」となる赤いバラ。バラ10本で約1000円程度の花束も売られているが、バレンタインデーにはその10倍以上もする1本10フランから15フラン ( 約1000円から1500円 ) の高級なバラをたった1本贈るのがトレンディ。
「赤いバラは伝統的に愛を象徴してきました。高貴で、シンプル。絶対に誤解が生まれない。ハート型のチョコレートなどはコピーです」
とブルンナー氏はバラのオリジナリティーを強調する。バラは国産かエクアドルからの輸入という。ケニアからのバラは、年始の暴動により値段が上がっている。

チューリヒ、パラーデプラッツ ( Paradeplatz ) に居を構える高級花屋「マルサーノ ( Marsano )」 の社長代理シュテファン・フリーデリッヒ氏によると、ハート型にアレンジしたバラのブーケがこの日のために用意されているという。
「男性はクラシックな赤いバラを買い求める人が多い。女性の場合は恋人や夫に贈るというより、お世話になった人に贈るようです。しかし、10年前に比べると、バレンタインデーで花を買う人は少なくなりました。ジュエリーやチョコレートなど、ほかの業界もこの日の恩恵を受けようと頑張っていますから」

チョコレートも奮闘

マルサーノの斜め向かいにあるチョコレート店「シュプルングリ ( Sprüngli ) 」を訪ねてみた。広報担当のパスカル・ブルネ氏によると、バレンタインデーはクリスマス、イースターに次いでのかきいれどき。売り上げは普段の4割増という。日本の「義理チョコ」という言葉を知っているというブルネ氏は
「お客様は男性が、普段より多いように感じます。特別に愛する人に贈るのだと思います。チョコレートは心理学的にも人を幸せにすると証明されています。バレンタインデーは愛する人に幸せになってほしいと願う日ですから、チョコレートがプレゼントになるのでは」
ハート型の缶に入ったチョコレートのほか、人気は「今日のトリュフ ( Truffes de Jour ) 」。その日のうちに食べるチョコレートなので、特別な日に最適だという。

もはや、花屋による独占は終わったようだ。市内の高級エステサロンではペアで90分10万円以上するトリートメントを売り出している。連邦鉄道 ( SBB/CFF ) は当日、懸賞付きイベントを企画したり、チューリヒ・ルツェルン・バーゼル・チューリヒのルートに特別列車を走らせ食堂車でのバレンタインメニューを提供している。

swissinfo、佐藤夕美 ( さとう ゆうみ )

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