スイスの視点を10言語で

スイス人気ポテトチップス生みの親、ツヴァイフェル氏が死去 87歳

ツヴァイフェルチップスの広告
ツヴァイフェルは2019年、スイスブランド協会の調査で「国内で最も信頼できるブランド」に選ばれた © Keystone / Christian Beutler

スイスで人気のポテトチップス「ツヴァイフェル」の生みの親、ハンス・ハインリッヒ・ツヴァイフェル氏が2日に心臓病で死去したことが分かった。87歳だった。

ツヴァイフェルのポテトチップスは1950年、ツヴァイフェル氏のいとこのハンス・マイヤー氏が、自営農場で手作業による製造を始めた。1957年にマイヤー氏が早逝したため、ツヴァイフェル氏が事業を引き継ぎ、翌年にZweifel & Coを設立。チューリヒ・ヘンクに工場を設立して「ツヴァイフェル・ポミー・チップス」のブランドを立ち上げた。

ツヴァイフェル氏は革新的で巧妙なマーケティング戦術によって会社を成長させ、1966年に現在のツヴァイフェル・ポミー・チップス株式会社を設立。1971年には生産拠点をさらに拡張し、国内では「ツヴァイフェル」の名前が「ポテトチップス」の代名詞に使われるほどの一大ブランドへと成長させた。

同社は昨年、2億4100万スイスフランの売上高を記録し、スイスブランド協会の調査で「国内で最も信頼できるブランド」に選ばれた。

ツヴァイフェル氏は2008年までツヴァイフェル・ポミー・チップス株式会社の取締役会長を務め、75歳で引退。ユーモアあふれる柔和な人柄で親しまれ、当時のswissinfo.chのインタビューで同氏は「店舗で販売されている他社のチップスを買い占め、自社製品に置き換える」「他社の工場の窓から、中の様子を偵察している」などと豪語していた。


ニュース

スーツ姿の男性と女性

おすすめの記事

スイス公共放送協会、次期会長に初の女性トップ

このコンテンツが公開されたのは、 スイス公共放送協会(SRG SSR)は25日に開いた総会で、次期会長にドイツ語圏スイス公共放送(SRF)で文化部長を務めるジャーナリストのスザンネ・ヴィレ氏(50)を選出した。女性のトップ就任は初めて。

もっと読む スイス公共放送協会、次期会長に初の女性トップ
EPFL

おすすめの記事

スイス、国立大留学生の学費を3倍に引き上げへ 下院委員会が可決

このコンテンツが公開されたのは、 スイス下院委員会は連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)と同ローザンヌ校(EPFL)の留学生の学費をスイス人学生の3倍に引き上げる案を可決した。27日に始まる夏期本会議で審議する。

もっと読む スイス、国立大留学生の学費を3倍に引き上げへ 下院委員会が可決
チューリヒにある国際サッカー連盟(FIFA)の本部

おすすめの記事

FIFA、脱スイスに向け定款改正

このコンテンツが公開されたのは、 国際サッカー連盟(FIFA)は17日、本部をスイス・チューリヒ以外に移せるよう定款を改正した。

もっと読む FIFA、脱スイスに向け定款改正
眼下に広がる町と湖

おすすめの記事

ウクライナ平和サミットの舞台スイス・ビュルゲンシュトック 地元住民は離心

このコンテンツが公開されたのは、 6月15~16日に開催されるウクライナ平和サミットの舞台として、ルツェルン湖を望むホテル「ビュルゲンシュトック・リゾート」が注目を浴びている。かつては庶民も受け入れられる高級リゾートして地元に愛されていたが、近年は事情が違うようだ。

もっと読む ウクライナ平和サミットの舞台スイス・ビュルゲンシュトック 地元住民は離心
英語でスイスと書かれたステージでパフォーマンスをするノンバイナリー男性

おすすめの記事

ユーロビジョン、「ノンバイナリー」自認のスイス代表優勝 イスラエル参加に抗議も

このコンテンツが公開されたのは、 欧州国別対抗の音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の決勝が11日、スウェーデン南部マルメで行われ、「ノンバイナリー」を自認するスイス代表のNemo(24)が優勝した。会場周辺ではイスラエル参加に対する大規模な抗議活動も行われた。

もっと読む ユーロビジョン、「ノンバイナリー」自認のスイス代表優勝 イスラエル参加に抗議も
ビクトリノックスのアーミーナイフ製造現場

おすすめの記事

ビクトリノックス、刃のないアーミーナイフを開発

このコンテンツが公開されたのは、 スイスアーミーナイフの製造で知られるビクトリノックス社は、世界で広まるナイフ規制強化の波に対応するため、刃のないモデルの開発に取り組んでいる。カール・エルズナー最高経営責任者(CEO)がスイス紙のインタビューで明かした。

もっと読む ビクトリノックス、刃のないアーミーナイフを開発
管制室

おすすめの記事

スイス飛行機事故、24%増 紛争地上空ではGPS妨害も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦運輸省民間航空局(BAZL/OFAC)が3日発表した2023年の航空安全報告書によると、民間・小型航空機の事故件数は9995件と、前年から24%増加した。

もっと読む スイス飛行機事故、24%増 紛争地上空ではGPS妨害も
裁判所のドア

おすすめの記事

「気候活動家への団結心」見せた判事、類似事件への関与禁止 スイス最高裁

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦裁判所(最高裁)は先月26日、チューリヒ地方裁判所の判事の1人に対し、気候活動家に関する裁判への関与を禁じる判決を下した。この判事が過去の裁判で活動家への団結心を見せたとして、考え方に偏りがあると結論付けた。

もっと読む 「気候活動家への団結心」見せた判事、類似事件への関与禁止 スイス最高裁

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部