
ジュネーブで38度観測 建設作業を禁止する地域も

熱波に見舞われるスイスでは、24日も厳しい暑さが続いた。民間気象サービスのメテオニュースによると、ジュネーブでは同日正午、今年の国内最高気温となる38度が観測された。
メテオニュースはX(元ツイッター)に「まだ(熱波の)終わりには達していない」と投稿外部リンク。同日午後4時には38.5度を観測した。
スイスのアルプス以北の過去最高気温は、2015年にジュネーブで観測された39.7度。
猛暑が続くジュネーブ州では連日午後、屋外の建設作業が制限されている。屋根上での作業など日光をより強く受ける重労働は正午までしかできない。午後2時以降は台車の移動や手作業の掘削などの重労働も禁止される。6月に施行された新条例に基づく対応だ。
南部ティチーノ州では、5段階の暑さ警報でレベル4の発令期間中は午後3時以降の建設作業が禁止されている。その代わり早朝6時からの作業開始が認められる。
ただ州ごとにルールが異なることには批判もある。労働組合大手のウニアは先週、暑すぎる場合に全国レベルで建設作業を中止するよう要求した。スイス建設業連盟はこれに反対している。
英語からの翻訳・編集:ムートゥ朋子

JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。