スイスのニトヴァルデン準州でバーを営むマリオ・ヴァーザーさんは昔ながらのスタイルで暮らす。
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ハンチング帽、チェック柄のシャツ、コーデュロイのズボンに革靴。ヴァーザーさんが身に着ける衣類だけでなく、身の周りの物は全て1900~50年生まれだ。
ヴァーザーさんは工業化が始まったばかりの時代にほれ込んだ。消費スタイルは今よりずっと環境に優しかったからだ。
彼の昔ながらの生活スタイルは単なるドレスコードにとどまらない。「仮装ではない、普通の生き方の1つだ。誰かに笑われたとしても」。ヴァーザーさんのライフスタイルは現代社会に対する訴えでもある。「今日の社会やその早すぎる発展にはくみしない。全身全霊をかけて、これらに抵抗する」
(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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