世界最大の花として知られ、非常に強い腐臭を持つことから「死体の花」との異名を持つスマトラオオコンニャクがチューリッヒ大学の植物園で開花し、大勢の来場者でにぎわった。
このコンテンツが公開されたのは、
スマトラ原産。高さ最大3メートルまで成長する。強い腐敗臭でカブトムシを引き付け、受粉させる。
植物園外部リンクの責任者ペーター・エンツさんは「花は肉の腐った臭いがする。でも、臭いに鼻をゆがめたり、笑ったりしている人たちを見ると嬉しくなる。最高だ」と話す。
花は26日午後に開花のピークを迎えた。咲いて2日後には花が閉じ始めてしまう。
死体の花が咲くのは非常にまれ。花は地下塊茎(かいけい)から成長し、塊茎の重さが25キログラムを超えた場合にのみ開花するからだ。
スイスでは、2014年にバーゼル大学の植物園で死体の花が開花し、何千人もの人が訪れた。
続きを読む
おすすめの記事
ベルン・バラ公園のソメイヨシノ 若木が語り継ぐ酪農交流の歴史
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの首都・ベルンのローゼンガルテン(バラ公園)は毎春、日本から贈られたソメイヨシノが世界遺産都市に華を添える。今年は新しく植樹された苗木36本が初々しさも醸し出す。ベルン市民の間ではすっかり有名になったソメイヨシノだが、44年前にある日本人から寄贈された歴史はあまり知られていない。
もっと読む ベルン・バラ公園のソメイヨシノ 若木が語り継ぐ酪農交流の歴史
おすすめの記事
絶滅危惧種のサルに赤ちゃん チューリヒ動物園
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ動物園で今月5日、絶滅危惧種のゴールデンライオンタマリンの赤ちゃんが2匹生まれた。飼育数はこれで11匹になった。
もっと読む 絶滅危惧種のサルに赤ちゃん チューリヒ動物園
おすすめの記事
消え行く虫たちを守れ!
このコンテンツが公開されたのは、
虫は、近くにいると疎まれる存在だが、自然界では重要な役割を果たしている。そんな虫が今、激減している。絶滅に瀕するこの小さな生き物を守るために、何ができるだろう?昨年11月15日を「虫の日」に定めたスイス。政治介入を求める自然保護団体の動きも出ている。
もっと読む 消え行く虫たちを守れ!
おすすめの記事
種の保存を目指すオーガニック農場
このコンテンツが公開されたのは、
毛むくじゃらのブタ「マンガリッツァ」やスイス在来種の「レーティシュ灰色牛」、蜜入りの「ハニーアップル」や「シェザール・プルーン」。今日ではあまり聞かれなくなった動物や果物の名前だ。だが、オーガニック農場「フェルム・デ・ソンス」では、そういった珍しい品種の動物や果物を見つけることができる。
もっと読む 種の保存を目指すオーガニック農場
おすすめの記事
クマの保護区スイス南東部アローザにオープン
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南東部のグラウビュンデン州・アローザに3万平方メートルのクマの保護区がオープンした。観賞ではなく動物保護を目的にしたクマ公園はスイス初。虐待・監禁されたクマの保全の場にする。
もっと読む クマの保護区スイス南東部アローザにオープン
おすすめの記事
エビなどの甲殻類、生きたままゆでるのは禁止?スイスが新規制
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は10日、エビやカニなどの甲殻類を生きたままゆでることを禁じる規定を新たに設けたと発表した。同規定を盛り込んだ新しい法律が今年3月に施行される。
もっと読む エビなどの甲殻類、生きたままゆでるのは禁止?スイスが新規制
おすすめの記事
新議長の就任祝い、ゾウからもバラの贈り物
このコンテンツが公開されたのは、
上院に当たる全州議会議長に就任したカリン・ケラー・ズッター氏が29日、選挙区のザンクトガレン州に凱旋(がいせん)。ヨハン・シュナイダー・アマン経済相や地元の動物園のゾウがバラを贈り、同氏の就任を祝った。
もっと読む 新議長の就任祝い、ゾウからもバラの贈り物
おすすめの記事
木の大切さ知って ベルンに著名人の木像が登場
このコンテンツが公開されたのは、
ハイジの生みの親ヨハンナ・シュピリに歌手ポロ・ホーファー、大手スーパー・ミグロの創業者ゴットリーブ・ドゥットヴァイラー(写真)―。首都ベルン旧市街の広場に9日、スイスを代表する著名人の木像20体がお目見えした。
もっと読む 木の大切さ知って ベルンに著名人の木像が登場
おすすめの記事
赤ちゃんチーター2頭が一般公開
このコンテンツが公開されたのは、
バーゼル動物園で生まれた生後3カ月のチーターの赤ちゃん2頭が一般公開された。メスのオニシャ(Onysha)とオスのオプウォ(Opuwo)が、母親のノヴィと一緒にかわいらしい姿を来場者にお披露目した。 2頭は7月18日生ま…
もっと読む 赤ちゃんチーター2頭が一般公開
おすすめの記事
スイスの森林、急速な温暖化についていけず
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの森林は急速な温暖化に適応できない可能性があると、専門家たちは危機感を募らせている。そこで国の森林研究者たちは、スイスの平均気温が現在より4度上昇すると予測される2080年に備え、森林の状態を整えようとしている。
もっと読む スイスの森林、急速な温暖化についていけず
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。