世界の優れた建築構造を表彰する「Structural Awards 2018」の授賞式が16日、英ロンドンで行われ、Engineering Excellence部門で受賞したザンクト・ガレン東部のタミナ峡谷横断橋がグランプリを獲得した。
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コンクリート製のタミナ橋は17年6月に建設され、谷からの高さが200メートル。全長417メートルでフェファース村とヴァーレンス村をつなぐ。建設には5年を要し、建設費用は5600万フラン(約64億円)だった。この橋の開通により、がけ崩れが発生していた危険な山道のヴァーレンサー通りを通ることなく、ヴァーレンスからバート・ラガッツまで安全に行き来できるようになった。
主催者の構造エンジニア協会は、グランプリに選んだ理由を「橋が持つ効率性と、壮大な自然と融合する美しいデザインが高く評価された」と説明した。
コンペは「卓越性」、「創造性とイノベーション」、「優美さとディテール」、「持続可能性」、「価値」という5つの基準で判断。他にも著名な建築家フォルクハード・アンゲルマイヤー氏や、有名な建築設計会社レオンハード、アンドレ&パートナー社などが受賞した。
過去には、イスタンブールにあるガラスキューブ状のアップルストアや、12年のロンドンオリンピックの競輪場が最高賞を受賞している。
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