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日本×スイスでオシゴト交換、第2話スタート 2018年10月21日から毎週日曜配信

日本の寿司屋とスイスの山小屋レストラン内
日本の「廻り寿し 千寿 すしつね」北千住マルイ店と、スイスの山小屋レストラン「オルトシュトックハウス」の従業員4人が職場交換する SRF-SWI

スイス公共放送(SRF)で昨年放送された、スイスと外国の職場を交換するリアリティ番組「Jobtausch(職場交換)」日本編の第2話がスイスインフォで配信スタートする。


番組では2人1組となったスイスと日本のチームが職場を交換。職業は同じだが、文化や言葉はもちろん、仕事内容や職場のルールが全く異なる職場で、交換先の上司に「一人前」と認めてもらうため、それぞれのチームが奮闘する。

前回と同様、10回(1回につき約3~5分)に分けた日本語字幕付きの映像を毎週日曜日にオンライン配信する。

以下はSRFの番組情報より。

2018年10月21日~  第2話「寿司屋×山小屋レストラン」編(全10回)

スイス・グラールス州の標高1700メートルに建つ山小屋レストラン「オルトシュトックハウス」の料理人2人と、日本・東京の寿司屋「廻り寿し 千寿 すしつね」の2人が1週間、職場を交換する。

スイスから日本を目指したのはグラールス州ブラウンヴァルトの山小屋レストラン「オルトシュトックハウス」でオーナー兼料理人を務めるハンス・ラウナーさんと、その息子で同じく料理人のヤニックさん。職場交換先の「廻り寿し 千寿 すしつね」北千住マルイ店で指導を受ける水戸部啓二さん(64)に出会ってすぐ、「この上司の指示にはきちんと従おう」と悟ったという。2人に良い技術を習得してもらおうと、厳しさに溢れる水戸部さんは鷹のように鋭く厳しい眼差しで2人の一挙一動を注視する。

見た目はシンプルな握り、巻きずし、刺身だが、調理の各手順は難関だらけ。その習得は大変だ。加えて山から大都会に下りてきた2人は、ハイテク機器やコンベヤーの知識はゼロに等しい。一番の問題は言語ではなさそうだ。2人はお客が満足するサービスを提供し、水戸部さんを納得させられる仕事が出来るようになるのだろうか ?

一方オルトシュトックハウスでは、もう1人のオーナーのマヤ・ライナーさん(31)が、これから訪れる日本人2人と無事に山小屋レストランを切り盛り出来るか不安を抱えていた。東京ソラマチ店店長を勤める齋藤雄二さん(41)と、東武百貨店で板長を勤める菅原久男さん(58)は寿司職人だが、これまでにヨーロッパに来たことも無ければ、英語も不自由だ。1週間を終える頃には、他の人の助けを借りることなく、スイスの方言のスイス・ドイツ語で注文をとり、料理を作り、スムーズにお店を回せるようにならなければならない。2人は言語と文化の壁を乗り越え、無事に「一人前」と認めてもらうことが出来るのか?

(独語からの編集・翻訳 大野瑠衣子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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