スイスの刑務所の収容率は2012年のピーク時から減少し、定員を下回ったことがわかった。一方でフランス語圏とイタリア語圏の収容率は107%と高く、地域差が明らかになった。
このコンテンツが公開されたのは、
連邦統計局(BFS)は5日、スイスの刑務所の17年の収容率が92.5%になったとの報告書を発表外部リンクした。13年に比べ7.8ポイント減った。
一方で、一部の地域では過剰収容されていることが明らかになった。収容率が最も高いのはフランス語圏とイタリア語圏の107%。反対にドイツ語圏の収容率は、北西部と中央部は88%、東部は80%。
人口比でみると、フランス語・イタリア語圏では人口10万人あたり109人、ドイツ語圏北西部と中央部は68人、東部で71人。全国平均で81人だった。2017年9月時点で前年比1%減の6863人が収容されている。
おすすめの記事
スイス国立銀行、政策金利ゼロに引き下げ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中銀、SNB)は19日、政策金利を0.25%引き下げて0%にすると発表した。
もっと読む スイス国立銀行、政策金利ゼロに引き下げ
おすすめの記事
欧州外相、ジュネーブでイラン外相と核協議へ
このコンテンツが公開されたのは、
メディア報道によると、ドイツ、フランス、英国の外相は20日、スイス・ジュネーブでイラン外相と核協議を行う見通しだ。
もっと読む 欧州外相、ジュネーブでイラン外相と核協議へ
おすすめの記事
スイス議会、超富裕層への相続税案を否決 対案なく国民投票へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス上院は17日、超富裕層の相続に相続税を課し環境保護の財源にする案を否決した。
もっと読む スイス議会、超富裕層への相続税案を否決 対案なく国民投票へ
おすすめの記事
見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。
もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道
おすすめの記事
ユーロスター、スイスと英国結ぶ直通列車運行へ
このコンテンツが公開されたのは、
英国と大陸欧州をつなぐ高速鉄道ユーロスターは、スイス・ジュネーブとロンドンを結ぶ初の直通列車の運行を計画している。
もっと読む ユーロスター、スイスと英国結ぶ直通列車運行へ
おすすめの記事
スイス政府、金融規制改革の最終案を発表
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦内閣は6日、クレディ・スイス危機を踏まえた金融規制改革の最終案を発表した。自己資本規制を強化し、金融監督局の権限も強化する。
もっと読む スイス政府、金融規制改革の最終案を発表
おすすめの記事
スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難
このコンテンツが公開されたのは、
パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの「戦争犯罪」に関して、スイスの元外交官55人がスイス外相に共同書簡を送り、スイスの「沈黙と消極性」を非難した。政府に対して直ちに措置を講じるよう求めた。
もっと読む スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難
おすすめの記事
スイスで放射能測定の合同演習
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでは2~6日、国際チームがヘリコプターで空中の放射能測定を行っている。緊急時に広い範囲の放射能を迅速にチェックする予行演習だ。
もっと読む スイスで放射能測定の合同演習
おすすめの記事
自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡
このコンテンツが公開されたのは、
自殺カプセル「サルコ」を運営する自殺ほう助団体「ラストリゾート」共同設立者のフロリアン・ウィレ氏(47)が、先月5日にドイツで死去していたことが分かった。
もっと読む 自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡
おすすめの記事
スイス南部で氷河が崩壊 土石流がふもとの村を飲み込む
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部レッチェンタール(ヴァレー州)で28日午後、大きな氷河が崩壊し、大規模な土砂崩れがふもとのブラッテン村を襲った。多数の家屋が倒壊し、1人が行方不明。
もっと読む スイス南部で氷河が崩壊 土石流がふもとの村を飲み込む
続きを読む
おすすめの記事
懲役は凶悪犯だけ?スイスの軽い刑罰制度
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの刑罰制度は世界的に見ても軽い。特に傷害罪の刑期は比較的短く、実際に懲役を受けるのは再犯者か凶悪犯だけだ。その理由を探った。
もっと読む 懲役は凶悪犯だけ?スイスの軽い刑罰制度
おすすめの記事
スイスの犯罪件数、5年連続で減少
このコンテンツが公開されたのは、
連邦統計局は26日、昨年の犯罪統計を発表し、刑法犯認知件数は43万9千件(前年比6.1%減)で、2012年から5年連続で減少したことがわかった。2012年比では17万件の大幅減となった。
もっと読む スイスの犯罪件数、5年連続で減少
おすすめの記事
スイス、殺人事件の被害者数が4割減 犯罪統計
このコンテンツが公開されたのは、
2009~2016年に国内で発生した殺人事件被害者の年間平均は49人で、前回調査に比べ38%減少したことが、スイス連邦統計局の統計で分かった。だが、殺人未遂事件の被害者は増加している。
もっと読む スイス、殺人事件の被害者数が4割減 犯罪統計
おすすめの記事
スイスの殺人・盗難認知件数、減少
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局が27日に発表した調査結果によると、昨年のスイス全体における刑法犯の認知件数は4%減少し、中でも殺人、盗難、窃盗の発生率が著しく減少した。
昨年の刑法犯全体の認知件数は46万7千731件で、2015年の48万7千611件を下回った。調査は全州警察が提供した犯罪の認知件数をもとに、性別、国籍などいくつかの項目に沿って行われた。
昨年発生した殺人事件の認知件数は前年比21%減の45件。一方、殺人未遂事件は33%増の187件。また盗難は11%減の47万944件で、一日平均130件発生していることになる。
もっと読む スイスの殺人・盗難認知件数、減少
おすすめの記事
死刑廃止に取り組むスイス
このコンテンツが公開されたのは、
スイスは2025年までに世界中から死刑をなくしたいと考えている。ディディエ・ブルカルテール前外相を中心に、その実現に向けて本格的に取り組み出した。国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルはこれを野心的な目標だと言う。
もっと読む 死刑廃止に取り組むスイス
おすすめの記事
銃好きのスイス、規制の歴史
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの銃規制法と銃の所持率の高さは、この国が銃を所持する権利や国民軍の必要性を深く信じていることと関係している。何世紀も前には、一部の州で、男性は銃を持っていないと結婚が出来ないと定めた法律もあったほどだ。しかし、最近の国民投票や欧州連合(EU)との合意によって、誰がどんな銃を所持していいのか、そしてそのリスクについて議論されるようになってきている。
もっと読む 銃好きのスイス、規制の歴史
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。