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EU嫌いなわけじゃない

EU加盟交渉即時開始派のTシャツ Keystone

3月4日の国民投票で中道鵠hグループが発議したEU加盟交渉即時開始案は反対77%、賛成26%で否決された。が、これはスイス人がEU嫌いを意味するものではない。もともと連邦政府は、EU加盟を長期的目標に掲げていた。21日刊行されたベルン大学の調査結果も、スイス国民が最終的にはEU加盟を希望していることを証明した。

3月4日の国民投票時、連邦政府と各政党はEU加盟交渉開始には時期尚早だ反対していた。現在政府は2004年の交渉開始を目指している。ベルン大学政治科学研究所の調査によると、加盟交渉即時開始発議に反対票を投bス有権者はその理由を次のように答えた。40%は即時開始は時期尚早だとし、51%は現在の状況下での加盟には反対だとし、その他の理由を上げたのが9%だった。また、時期尚早を発議反対理由に上げた人は独語圏(反対36%)よりも仏語圏(反対49%)に多く、独語圏では現在の状況下での加盟を望まないとした人が多かった。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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