春の到来を祝うチューリヒの伝統行事「セクセロイテン外部リンク」は8日夕、雪男を燃やして夏の天気を占う毎年恒例の儀式が行われた。それによると、今年は「穏やか」な夏になりそうだ。
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儀式は、高さ10数メートルの薪の山に立つ雪男「ベーグ(Böögg)」を午後6時の鐘(セクセロイテン)の合図で燃やし、頭が爆発するまでにかかった時間で夏の天気を占う。雪男の体の中にはあらかじめ花火が仕込まれている。
爆発までの所要時間が短いほど、暖かく晴れの多い夏になるとされる。今年は爆発までに17分45秒かかった
昨年は20分30秒だった。
ただ雪男の天気予報は当たりはずれが激しい。2003年はわずか6分で爆発し、予報通りに暖かい夏に恵まれた「当たり年」だった。2014年はすぐに爆発したものの、涼しく雨の多い夏となった。最長記録は2017年の43分34秒だった。
8日午後は曇天の中、伝統衣装を着た市民ら数万人がギルド(職人組合)に扮し、楽隊とともに市内をパレード。今年の主賓は仏ストラスブール市で、初めて外国の都市が招かれた。
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