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ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭 スイス・ヌーシャテルに山﨑賢人の「スタンド」発現 「ジョジョ」世界初上映

三池崇史監督(左)、山﨑賢人(右)

ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で、「ジョジョの奇妙な冒険」を世界初お披露目した三池崇史監督(左)と主役の山﨑賢人(右)。7月2日撮影

(Rebecca Bowring)

山﨑賢人が演じる « ジョジョ »の「スタンド」がついにスイス・ヌーシャテルに現れた!6月30日から開催されているヌーシャテルの国際ファンタスティック映画祭で、荒木飛呂彦の人気コミックを映画化した作品「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」が7月2日、日本より一足先に世界初上映された。独創的なスタンド能力が発現する世界で起きる青春ドラマは、日本を舞台にするにもかかわらず、スペインで撮影された。その経緯や、ヌーシャテルでワールドプレミアを行っての感想、そして主役の山﨑賢人が東方仗助役に選ばれた理由などを三池崇史監督に聞いてみた。

 原作者の荒木飛呂彦が連載をし、単行で累計一億冊を超えている漫画「ジョジョの奇妙な冒険」は長い間、実写化できないだろうと思われてきた。また、何年もの間、プロデューサーや映画監督が映画化をアプローチしたが、実現しなかった。そこに、「山﨑賢人という役者が現れて、今やるべきだと思った」と三池監督が語る。また、「その時が荒木先生にとって、自分に刺激を自ら与えるそういうタイミングだったので、映画を観てみたいなと思ったのではないか」と三池監督は推測する。

 三池監督は、「この映画では、おじいちゃんの死により、みんなが変わっていく。引っ越してきた奴も、ジョジョと出会うことでその人間も変わって、周りの人間も変わっていって、それで、ジョジョも大人になっていくという成長の、普通の青春ドラマを大事にしようと思った」と上映の際に話した。

 また、今回は、原作の舞台である日本の町・杜王町のキャスティングをスペインのシッチェスで行うことで、「映画って自由なんだなと役者も感じることができ」、「日本でやっているとあんな風にできなかったと思う」と追憶する。

実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」 三池崇史監督が語る「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部実写化と撮影の様子

「ジョジョの奇妙な冒険」の中で唯一日本が舞台である第4部を実写化した三池崇史監督。話の舞台である日本の町・杜王町をどのようにキャスティングし、また、なぜスペインのシッチェスで撮影したのかを語る。

 山﨑賢人は「すごくに対しては、あこがれる部分がある。自分自身ができないようなこともできるかっこいいキャラだなと思っています」と上映後に話した。

 三池監督によると、これまで若い女の子に「共感できる役」を演じてきた「かわいい男の子」である俳優の山﨑賢人には、「実社会ではできないようなことを表現したいというストレスが溜まっているはず」。「自分たちはその中に、それに彼自身が、もう我慢の限界に来ていると話したわけではないけど僕らは感じる」と言う。そして、「今までのイメージと違う自分を表現してもらい、生き生きとして魅力的。山﨑賢人なりのジョジョっていうものが、出来上がったなと思います」と評価する。

 「コンピューターグラフィックの予算が限られているので、自分のエネルギーでスタンドを出してくれました。だから、あれは本物です」と笑いながら話す三池監督。

実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」 三池崇史監督が観たヌーシャテル映画祭でのワールドプレミアと主役の山﨑賢人

完成したばかりの映画を、スイスの小さな町ヌーシャテルで世界最初に上映し、主役の山﨑賢人にとって初めての映画祭で、観客に迎えられ、「作品が自分を日本から外に連れ出してくれるという感覚」を味わった。映画祭を体験しての感想と山﨑賢人の役柄について、三池監督が語る。

今回、初めて映画祭に参加した山﨑にとって「日本から作品が自分を外に連れ出してくれるんだっていう感覚っていうのは、彼が今しか味わえない最初のタイミングで、本当にこの映画祭に来ることを選んで良かったなって思っています。彼にとっては、本当に思い出というか生涯忘れることができない夜を昨晩過ごしたと思いますね」と三池監督は振り返る。「彼は、これによって役者としても変わっていくし、ヌーシャテルの皆さんからもらった拍手や体験そのものが、人間としても彼を変えていくと思います」

 ヌーシャテルはスイス西部にある人口約3万人の小さな町で、そこで開かれる映画祭は、カンヌとは比べものにならない。しかし、三池監督は「自身が最初に上映して『何だこの監督は?』と観客から思われた映画祭というのは非常に小さな映画祭から始まった」と語る。また、「劇場の空間は同じで、劇場から外に出ると町の様子が違うだけ」。「映画祭が大きいとか小さいとか関係ないというのは、僕自身の体験として分かっていた」と言う。

 ところが、「また劇場の外へ出るとヌーシャテルの町は、静かで誰もいない」。「ヌーシャテルの静かな湖から10万人のヤクザが出てきたら怖いだろうなぁーー」と三池監督はつぶやく

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」予告

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

三池崇史(みいけたかし)

映画監督。1960年生まれ。あらゆる映画ジャンルで刺激的な作品を創り、海外でも高く評価されている。ヴェネチア国際映画祭で「十三人の刺客」(2010)、カンヌ映画祭で「一命」(2011)と「藁の楯」(2013)が出品された。主な作品は、「殺し屋」(2001)、「着信アリ」(2004)、「クローズZERO」(2007)、「クローズZERO II」(2009)、「悪の経典」(2012)、「土竜の唄」シリーズ(2014/2016)。「無限の住人」(2017)など。「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は101作目の作品。

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「ジョジョの奇妙な冒険」

「週間ジャンプ」1987年1、2合併号から連載がスタートし、現在も「ウルトラジャンプ」誌上で連載が続く荒木飛呂彦氏の代表作。19世紀末のイギリスから始まる名門貴族の息子ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まるジョースター家の血縁と因縁を描く大河作品。第一部から現在連載中の第8部まで部ごとに主人公が代替わりしていくという手法で描かれている。さらに、印象的なポージング、斬新な擬音、特徴的な台詞まわしと、そのオリジナリティ溢れる世界観は海外でも高く評価されている。第3部からは、「スタンド」と呼ばれる具象化した精神エネルギーが登場し、それぞれに様々な特徴や能力を持ったスタンド同士のバトルが本作最大の特徴となっている。今回、映画化される第4部の主人公は、高校生である東方助。荒木飛呂彦氏の出身地、宮城県仙台市がモデルであるMS杜王町を舞台に、助やその友人達様々なスタンド使い達との出会いや戦いを通じて、町を守り成長していく姿を描いている。(LUCY LAND COMMUNICATIONS/集英社)

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