国際高級時計の見本市ジュネーブサロン(SIHH)が14日、ジュネーブでスタートした。今年35社のブランドが自社の新作を披露する。
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SIHH外部リンクは17日まで開催。一般客が入場する場合、事前に登録し、入場料70フラン(約7750円)を支払う必要がある。今年スイス国内で最初に開催される時計見本市ということもあり、特に高級品市場におけるトレンドが注目される。
合計18社の高級時計ブランドと17社のブティックブランドが展示される。来場者は約2万人を見込む。展示ブース以外にも、店内でのショッピング体験から高級品のソーシャルメディア戦略まで、高級時計製造に関するさまざまな話題が毎日提供される。
SIHHは1991年、世界最大の時計見本市であるバーゼルワールド外部リンク(3月21日開催)以外にも自社ブランドを披露する場を設ける必要性を感じ、スイスの時計大手リシュモングループが立ち上げた。以来、SIHHはスイスの時計界にとって重要な催物の一つになった。SIHHは、時計市場の中でもよりハイエンドな最高時計にフォーカスすることで、バーゼルワールドと一線を画している。
高級品へのこだわりは、年間数百個の時計しか製造販売しない独立系またはブティック系の時計製造業者にとっても魅力的だ。デザインと材料を極めたこれらの時計は、数千万円で販売される超高級品もある。
そんなSIHHも、来年からはもはやバーゼルワールドと競合する必要はなくなる。販売業者、小売業者、および視聴者の関心を一挙に集めるよう、SIHHは開催日程をバーゼルワールドと同期させることに合意した。来年はSIHHが4月26日~29日までジュネーブで開催され、それに続いてバーゼルワールドが4月30日から5月5日までバーゼルで開催される予定だ。この合意は2024年まで継続する。
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