スイスの銀行最大手UBSは6月1日から、成人の普通預金口座に付く利子を0.01%からゼロに引き下げる。
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スイス国立銀行(中央銀行)のマイナス金利政策などを背景に、スイスでは超低金利が続いている。銀行口座に付く利子も低く、UBSや他の大手行クレディ・スイスは0.01%、銀行全体では平均0.07%となっている。
UBSは「今の極めて低い金利が当面続くと想定する。このため利子を調整することを決定した」とスイス通信に語った。
比較サイト・マネーランドは、UBSの決定が他行に波及する可能性があると指摘する。UBSは預金額50万フラン(約5500万円)以上の口座には利子を付与していない。マネーランドは、UBSがいずれ大口顧客にマイナス金利を設定し、顧客が銀行に金利を支払うこともありうると記した。クレディ・スイスは預金額25万フランから利子がつかない。
UBSは未成年者向け預金口座や任意の個人年金口座、企業年金口座の金利もそれぞれ0.50%から0.25%、0.20%から0.15%、0.05%から0.01%に引き下げる。
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