スイス政府は31日、2035年までの鉄道整備予算を119億フラン(約1兆4千億円)に増やすと決めた。スイス全土の鉄道網の需要拡大に対応するため、当初予算から4億フラン増額した。
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増額は意見公募を踏まえた。スイス連邦議会が年明けに同計画を討議する。
≫スイス政府、道路網にも160億フラン
新計画はバーゼル―ドゥレモン―ジュネーブを繋ぐ直通列車の開通と、ジュラ地域への延伸を含む。また、貨物・旅客列車の輸送力を向上させるため、ベルナーオーバーラントとヴァレー(ヴァリス)州を繋ぐレッチュベルク第2ベーストンネルの鉄道設備費も算入した。
ジュネーブ―ローザンヌ―イヴェルドン―ビール間およびソロトゥルン―オルテン―チューリヒ―ヴィンタートゥール間に関しては、車両の定員を増やし混雑を緩和するとともに、15分〜30分毎に運行する。
駅構内の混雑緩和やバリアフリー化も進める。モルジュ駅とバーゼル駅の改装が念頭にある。
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