スイスで貸し別荘・キャンプ場が人気上昇
スイスで貸し別荘やキャンプ場など、ホテル以外の代替宿泊施設が好調だ。ドイツ人観光客が押し上げ役になっている。
このコンテンツは 2018/11/26
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代替宿泊施設の利益団体「スイスパラホテリエ他のサイトへ」に加盟するインターホーム・スイスやスイス旅行金庫(Reka)、スイス・ユースホステルなどが合同で調査した。
別荘・アパートの貸し出しを手がけるインターホーム他のサイトへでは、今冬の予約件数は前年比12.2%増加。クリスマスと正月前後の2週間に限ると3割増えた。スイス全域で増加しており、「ドイツ人宿泊客が戻っている」(ロジャー・ミュラー社長)という。夏場の利用件数も11%増えた。
休暇村などを運営するReka他のサイトへは今夏の利用件数が7.8%伸び、冬の予約件数も今のところ前年より7.8%多い。ただ学校の冬休み期間は昨年より早く予約が始まっており、最終的な宿泊件数がこまで伸びるかは不明。雪の降り具合も収益に響く。
夏のキャンプ場の宿泊者数は13.1%増加し、冬用キャンプ施設の運営者も期待を膨らませている。ツーリングクラブスイス(TCS)キャンピング他のサイトへは暖房付きの小屋やキャンピングカーをシオンやサメーダン、シュクオール、ルガーノ、ソロトゥルンで提供する。エンガディン地方シュクオールの冬キャンプの利用者数は過去最高に達しそうだ。
ユースホステル他のサイトへも冬の予約件数が9%多く、「極めて」好調だという。ただ夏の利用件数は1%減った。
ベッド・アンド・ブレックファスト(B&B)他のサイトへでは夏の宿泊者数が2.4%増加。なかでもドイツ人宿泊者が7.8%増え全体を押し上げた。イタリア人の利用者は減った。

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