
スイスの抗生物質開発企業、塩野義と研究・ライセンス契約を締結

抗生物質の開発に特化するスイスの新興バイオ企業ビオヴェルシス(BioVersys)は2日、日本の塩野義製薬と研究・独占ライセンス契約を結んだと発表した。

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声明外部リンクによると、ビオヴェルシス(本社・バーゼル)は前払い金と短期研究費として計500万フラン(約9億円)を受け取る権利がある。
塩野義製薬がライセンス権を行使した場合、当局による承認や売り上げに応じ最大4億7900万フランの段階的ロイヤルティがBioVersisに支払われる。
両社はビオヴェルシス社の非結核性抗酸菌(NTM)症治療用の抗菌薬の開発を加速したいと考えている。NTM症は特に免疫力が低下した人に肺や皮膚の感染症やリンパ節の病的腫脹を引き起こす可能性がある。
ビオヴェルシスは多剤耐性菌感染症の新抗菌薬の発見・開発に注力する。今年2月にスイス証券取引所に上場した。同社のマーク・ギッツィンガーCEO兼共同創業者は声明で「塩野義との提携によりパイプラインの範囲が拡大し、候補医薬品の迅速な開発が保証される」と述べた。
英語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子
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