The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

スイスの抗生物質開発企業、塩野義と研究・ライセンス契約を締結

研究者
スイスのビオヴェルシスと日本の塩野義製薬は非結核性抗酸菌症の抗生物質の研究で協力関係を結んだ Keystone / Gaetan Bally

抗生物質の開発に特化するスイスの新興バイオ企業ビオヴェルシス(BioVersys)は2日、日本の塩野義製薬と研究・独占ライセンス契約を結んだと発表した。

おすすめの記事

声明外部リンクによると、ビオヴェルシス(本社・バーゼル)は前払い金と短期研究費として計500万フラン(約9億円)を受け取る権利がある。

塩野義製薬がライセンス権を行使した場合、当局による承認や売り上げに応じ最大4億7900万フランの段階的ロイヤルティがBioVersisに支払われる。

両社はビオヴェルシス社の非結核性抗酸菌(NTM)症治療用の抗菌薬の開発を加速したいと考えている。NTM症は特に免疫力が低下した人に肺や皮膚の感染症やリンパ節の病的腫脹を引き起こす可能性がある。

ビオヴェルシスは多剤耐性菌感染症の新抗菌薬の発見・開発に注力する。今年2月にスイス証券取引所に上場した。同社のマーク・ギッツィンガーCEO兼共同創業者は声明で「塩野義との提携によりパイプラインの範囲が拡大し、候補医薬品の迅速な開発が保証される」と述べた。

英語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子

SWI swissinfo.ch日本語編集部では和訳の一部にDeepLやGoogle 翻訳などの自動翻訳ツールを使用しています。自動翻訳された記事(記事末に明記)は、日本語編集部が誤訳の有無を確認し、より分かりやすい文章に校正しています。原文は社内の編集者・校正者の確認を受けています。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道
UBS

おすすめの記事

スイス政府、金融規制改革の最終案を発表

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦内閣は6日、クレディ・スイス危機を踏まえた金融規制改革の最終案を発表した。自己資本規制を強化し、金融監督局の権限も強化する。

もっと読む スイス政府、金融規制改革の最終案を発表

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部