物価・収入世界1は、東京、チューリッヒ、ニューヨーク
UBS銀行の「世界物価・収入比較」(Price and Earning around the Globe)第11版が13日発表された。チューリッヒは物価、収入とも東京に次いでトップにランキングされた。(写真:チューリッヒ)
UBS銀行の「世界物価・収入比較」(Price and Earning around the Globe)第11版が13日発表された。チューリッヒは物価、収入とも東京に次いでトップにランキングされた。(写真:チューリッヒ)
UBSは、世界58都市の物の値段、サービスの値段、賃金、控除額、勤労時間など25、000のデータアイテムを分析、価格と購買力を比較した結果、世界で1番物価と収入が高いのは東京、次いでオスロ、ニューヨーク、シカゴ、チューリッヒ、ストックホルムとの判定が出た。これらの都市の物価は、世界平均より40%高い。
ジュネーブは、ロンドンに次いで総合11位にランキングされたが、パリ(19位)、ウィーン(21位)、ベルリン(32位)などの大都市と比較して、かなりの物価高であることが明らかになった。
最下位にランクされたのは、ボンベイ、ブダペスト、ワルシャワ、マニラで、チューリッヒの物価の約半分の安さだった。
収入部門では、チューリッヒとジュネーブの勤労者は、ニューヨークと東京の勤労者とほぼ並んで世界1の高収入者だ。これに反し、マニラの勤労者は、チューリッヒの平均賃金の6%以下をもらっているだけだ。
一方、12日には、世界銀行の1999年世界サラリー・ランキングが発表されたが、こちらでは、スイスの一人当り収入は38、350ドル(67、972スイスフラン)で世界1だった。2位はノルウェー(32、880ドル)、3位日本(32、230ドル)、4位デンマーク(32、030ドル)、5位米国(29、340ドル)。

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